AXIORY(アキシオリー)の追証とロスカット・証拠金維持率は、レバレッジ取引におけるリスク管理のためのルールです。
レバレッジ取引ではトレードで負けてしまうと、証拠金が没収されてしまうだけでなく、損失まで背負わなければいけません。
60種類にのぼるFX通貨ペアを最大400倍でレバレッジ取引できるAXIORY(アキシオリー)は、ハイリターンが期待できる一方、ハイリスクな一面があります。
低スプレッドや約定力で評判のAXIORY(アキシオリー)ですが、リスク管理について理解することが大切です。
ここではAXIORY(アキシオリー)の追証とロスカット・証拠金維持率について詳しく解説していきます。
AXIORY(アキシオリー)の追証とロスカット・証拠金維持率を分かりやすく解説
AXIORY(アキシオリー)の追証とロスカット・証拠金維持率は、以下の基準をもとにリスク管理を実施します。
- AXIORY(アキシオリー)は追証なしでロスカット執行
- マージンコールの発生は証拠金維持率50%
- ロスカット水準は証拠金維持率20%
- 【ロスカットが間にあわなかった場合】ゼロカットによって損失がリセットされる
AXIORY(アキシオリー)のFXトレードでもっとも重視したいのは、ロスカット水準です。
ロスカットによって、損失すなわち借金が確定します。
AXIORY(アキシオリー)は追証なしでロスカット執行
AXIORY(アキシオリー)では追証なしで、ロスカットが執行されます。
ロスカットとは、AXIORY(アキシオリー)のポジションで含み損が発生して証拠金の割合が一定を下回ると、強制的にポジションが決済されるしくみをさします。
トレーダーが借金を抱えないために、トレードを強制終了するシステムがロスカットです。
追証とは「追加証拠金」の略称で、含み損によって一定を下回ってしまった証拠金の割合を回復するために追加入金することです。
ポジションが抱える含み損益と、証拠金の割合を示すものを、証拠金維持率と言います。
AXIORY(アキシオリー)では、証拠金維持率20%を下回るとロスカットが執行されるため、トレードを強制終了しなければいけません。
一方国内FXでは、ロスカットが執行される前に追証を行えば証拠金維持率を回復できるため、ロスカットを回避できます。
追証は国内FX独自のしくみであり、AXIORY(アキシオリー)以外の海外FXブローカーも導入していません。
AXIORY(アキシオリー)では追証システムを採用していないため、ロスカット水準を下回るとトレードが強制終了になります。
AXIORY(アキシオリー)は追証の代わりにゼロカットを導入
追証は、含み損の割合を低下させることができますが、含み損を減らせるわけではありません。 一時的にロスカットを回避する手段に過ぎないのです。
追証後に市場のレートが不利な方向に進み続ければ、含み損の増加は止まることはなく、ふたたびロスカットの危機が到来します。
国内FXでロスカットが執行されると、追証と証拠金が全額没収されるだけでなく、確定した損失はトレーダーが借金として返済しなければいけません。
AXIORY(アキシオリー)でも証拠金は没収されますが、追証システム自体がないため国内FXよりも失う資産は少ないです。
またゼロカットシステムを導入しているため、ロスカットで確定した損失によるマイナスになった口座残高を0へとリセットしてもらえます。
マイナスになった口座残高とは損失、すなわち借金です。
ゼロカットとは、AXIORY(アキシオリー)に借金を肩代わりしてもらえるしくみをさしており、トレーダーが返済する必要はありません。
たとえば注文の殺到などによってロスカットが間に合わないなどの理由で発生した損失をブローカーが補填するしくみです。
AXIORY(アキシオリー)以外の海外FXブローカーもゼロカットを導入しています。
ゼロカットの代わりに導入されている追証は一見メリットがあるように感じますが、ロスカットに至った場合には借金返済リスクがあります。
ロスカットに至ってもゼロカットを導入するAXIORY(アキシオリー)は借金リスクがないため、安心してトレードを楽しめます。
AXIORY(アキシオリー)のロスカット水準は証拠金維持率20%
AXIORY(アキシオリー)は証拠金維持率20%を下回るとロスカットが執行されますが、強制決済には順序があります。
- 1.証拠金維持率が50%を下回るとマージンコールによる通知が届く
- 2.証拠金維持率が20%を下回るとロスカットが執行される
なおマックス口座では、マージンコールは証拠金維持率30%、ロスカット水準は0%と寛容です。
リアルタイムの証拠金維持率は、AXIORY(アキシオリー)のMT4・cTraderで確認できます。
マージンコールによってロスカットに近づいていることを事前に確認できるしくみです。
なおMT4とcTraderではロスカット執行の順序が異なります。
AXIORY(アキシオリー)のMT4・cTrader ロスカット執行の順序
MT4の証拠金維持率が50%を下回ると、ターミナル上にある損益を赤で表示します。
マージンコールで通知後、証拠金維持率が20%を下回るとAXIORY(アキシオリー)はロスカットを執行します。
ロスカットの順序は、含み損の大きなポジションから順に証拠金維持率20%以上になるまで決済を続けていきます。
AXIORY(アキシオリー)のcTrader ロスカット執行の順序
cTraderによるロスカット執行の順序は、AXIORY(アキシオリー)独自のフェアストップアウトにしたがいます。
証拠金維持率20%を下回ると、収益性が高いポジションを部分的に分割決済します。
そして証拠金維持率20%に回復するまで、証拠金を多く使用しているポジションから順次決済を行います。
MT4とcTraderで同じ数・条件のポジションを保有していた場合、cTraderのほうがロスカットされるポジションの数が少なくなります。
AXIORY(アキシオリー)のロスカット水準・証拠金維持率を他社と比較
AXIORY(アキシオリー)のロスカット水準は、他社と比較すると有利なのでしょうか。 マージンコールや追証の有無とともにまとめました。
- AXIORY(アキシオリー)の証拠金維持率:マージンコール50% ロスカット20% / 追証なし
- FXGTの証拠金維持率:マージンコール50% ロスカット20% / 追証なし
- TitanFXの証拠金維持率:マージンコール90% ロスカット20% / 追証なし
- XMの証拠金維持率:マージンコール50% ロスカット20% / 追証任意
- DMM FXの証拠金維持率:マージンコール100% ロスカット50% / 追証あり
比較した結果、AXIORY(アキシオリー)のロスカット水準は、マージンコールとともに平均的なことがわかりました。
国内FXと比較すれば低水準なため、ロスカットリスクは低くトレードを継続しやすい環境にあります。
最大1000倍でトレードできるマックス口座は、さらにロスカット水準が低いです。
しかしレバレッジの倍率が高いため、ロスカットリスクが低いとは言えません。
ロスカットリスクを軽減するのであれば、証拠金維持率20%のスタンダード口座やナノ口座のほうがおすすめです。
AXIORY(アキシオリー)の追証とロスカット・証拠金維持率を分かりやすく解説まとめ
AXIORY(アキシオリー)の追証とロスカット・証拠金維持率について解説しました。
追証なし、ロスカット水準が証拠金維持率20%と海外FXの中でも平均的ですが、マックス口座のみ証拠金維持率0%です。
この点だけ注意すれば、AXIORY(アキシオリー)はポジション保有を継続しやすい環境でトレードできるでしょう。