FXGTはFXと仮想通貨のハイブリッド取引所です。
そんなFXGTに興味があるものの、海外業者ゆえに注文方法(取引方法)が特殊なのではと思われる人もいるのではないでしょうか。
たしかに、事実、FXGTの注文方法(取引方法)は国内業者とは若干異なります。
そこで今回はFXGTの注文方法(取引方法)について詳しく解説していきます。
FXGTの注文方法(取引方法)を詳しく解説
FXGTの注文方法(取引方法)の基本
FXGTの注文方法(取引方法)は成行と指値が基本です。
成行は、文字通りマーケットの成行きに任せて発注する注文方法(取引方法)。 基本的にはマーケットの現在価格で注文が成立(約定)します。
対して、指値は自分で約定したい価格を指定する注文方法(取引方法)。 これらの注文方法(取引方法)はFXGT以外でもFX全般で共通の基本です。
ただ、FXGTのようなMT4/MT5を採用する業者では注文方法(取引方法)の名称が微妙に異なります。
具体的にはFXGTでは以下のような注文方法(取引方法)がそれぞれ成行、指値に該当します。
・成行・・・カウントダウン注文
・指値・・・Limit、Stop
あとで詳しく開設しますが、Stopは一般的なFXにおける逆指値です。 そして、逆指値もまた厳密にいえば指値注文の一種です。
ではここからは各注文方法(取引方法)についてもう少し詳しく見ていきましょう。
FXGTの注文方法(取引方法)【カウントダウン】
FXGTのカウントダウン注文は一般的なFXでいうところの成行にあたる注文方法(取引方法)です。
とくに価格は指定せず、マーケットの現在価格での約定を期待する注文方法(取引方法)といえます。
ただし、発注から約定までのあいだにマーケットが急変すると、発注時の表示価格とは乖離した価格で約定することがあります。
こうした現象を一般的にスリッページと呼び、FXGT以外の業者でも普通に生じる可能性のあるものです。
成行を利用する際はあらかじめスリッページの可能性は織り込んでおきましょう。
FXGTの注文方法(取引方法)【Limit】
FXGTのLimitは一般的な業者における指値に該当する注文方法(取引方法)です。 指値は文字通り、約定価格を指定する注文方法(取引方法)です。
成行とは違い、原則的に指値にスリッページは起こりません。
Limitというと「限界」という意味と思われがちですが、ここは「限定」と訳すと覚えやすいかと思います。
すなわち、約定価格をあらかじめ希望した価格に「限定」する注文方法(取引方法)というわけです。
なお、厳密にいえば指値は注文方法(取引方法)ではなく、価格指定そのものを意味します。
FXGTの注文方法(取引方法)【Stop】
FXGTのStopもまた価格を指定する注文方法(取引方法)です。
したがって、指値の一種といえます。
注文方法(取引方法)としての指値との大きな違いは指定する価格が自分にとって有利か不利かです。
FXGTで利益を上げるためには「安く買って高く売る」か「高く売って安く買い戻す」必要があります。
この「安く買う」「高く売る」ような価格を指定する注文方法(取引方法)がLimitです。
そして逆に「高く買う」「安く売る」ような不利な価格指定をする注文方法(取引方法)がStopです。
このような不利な価格指定をする目的は「損切り」です。
すでに保有するポジションに対して、損切りのために泣く泣く不利な価格指定であるStopを利用するというわけです。
おそらくは、それ以上の損失確定を止める(ストップ)という意味からStop注文という名称になっているのでしょう。
FXGTの注文方法(取引方法)【Stop Limit】
FXGTでMT5を使っている場合はStop Limitと呼ばれる注文方法(取引方法)も利用可能です。
ただ、Stop Limitはあまり積極的に活用するような注文方法(取引方法)でもありません。
難しそうであれば無理に使わずともよいのではと思います。
ここまでStopは逆指値、Limitは指値と解説してきました。
ならばFXGTの「Stop Limit」は「逆指値指値」と直訳できるため意味が分からないという人も多いのではないでしょうか。
しかし、そう考えると混乱してしまいます。
FXGTのStop Limitを分かりやすく言い換えると「Stop価格を発動条件にしたLimit注文」が発注される注文方法(取引方法)です。
先ほど、指値は注文方法(取引方法)ではなく「価格指定」を意味するとも解説しました。
つまり、Stop価格とは「自分にとって不利な価格」です。
Stop Limitでは、「Stop価格」と「Limit価格」を同時に指定して、マーケットがStop価格になると通常のLimit注文が発注されます。
利用できる局面はそこまで多くもありませんし、そもそもMT4には用意されていない注文方法(取引方法)です。
これは余裕があれば使っていくくらいでよいのではと思います。
FXGTの注文方法(取引方法)【決済】
FXGTの新規注文にはあわせて決済も予約可能です。
これは比較的シンプルで「Take Profit」が利益確定、「Stop Loss」が損切りの決済予約です。
細かくいえば、Take Profitは指値の予約、Stop Lossは逆指値の予約です。
なお、国内FXの場合はこうした予約注文としてIFDやOCOなどの注文方法(取引方法)がありますが、FXGTのような海外業者の多くには存在しません。
IFDはTake ProfitやStop Lossで再現可能ですが、OCOやトレーリングストップのような注文方法(取引方法)は再現不可能なはずです。
ここはFXGTがMT5を採用していることの数少ないデメリットといえるかもしれません。
FXGTの注文方法(取引方法)の注意点
FXGTのStopは主に損切りに使われる注文方法(取引方法)です。
ただ、Stopには成行同様にスリッページが発生することがあります。
ここで、Stopはスリッページがない指値の一種ではないのかと思われた人もいるかもしれません。
しかし、実はFXGTのStop注文は、厳密にいえば「Stop価格をトリガーにして成行が発注される注文方法(取引方法)」です。
そのため、トリガー有効化と注文約定のタイムラグのせいでスリッページが生じることがあります。
もっとも、こうした仕様はなにもFXGTだからということでもありません。
他社の場合でも、損切り目的の注文方法(取引方法)の大半はスリッページが生じえます。
FXGTの注文方法(取引方法)を詳しく解説 まとめ
FXGTで利用できる注文方法(取引方法)の基本はカウントダウン注文と指値の2種類。
そして、指値はさらにLimitとStopに分かれます。
といっても、これれは一般的なFXでいうところの成行、指値、逆指値の名前が変わったにすぎません。
一見すると難しそうに見えても実際に利用できる注文方法(取引方法)は国内FXと大差ありません。
ただし、Stop Limitはやや特殊な注文方法(取引方法)です。
これに関しては無理に活用していく必要はないかと思います。