FXGTはFXと仮想通貨のハイブリッド取引所です。
そんなFXGTを使うにあたって複数口座(複数アカウント)を運用してみたいという人もいるのではないでしょうか。
しかし、そもそもFXGTは複数口座(複数アカウント)の利用を認めているのでしょうか。
また、仮にできるとしてもなにか注意すべきことはないのでしょうか。
そこで今回はFXGTの複数口座(複数アカウント)について詳しく解説していきます。
FXGTの複数口座(複数アカウント)を詳しく解説
FXGTは複数口座(複数アカウント)の利用も可能
FXGTは複数口座(複数アカウント)の利用もできます。
これまで国内業者をメインに使っていた人は、複数口座(複数アカウント)の利用ができないのが当然と思われているのではないでしょうか。
しかし、FXGTのような海外業者の多くでは認められているケースが大半です。
わざわざ登録メールアドレスを変更して、そのほか身バレしないような対策をしつつ複数口座(複数アカウント)を登録する必要はありません。
本登録を済ませてしまえば、普通に「追加口座」というかたちで複数口座(複数アカウント)の運用を開始できます。
その際にあらためて各種書類をFXGTへ再提出する必要さえありません。
申し込めば、ものの数分で追加口座を利用できるようになります。
ちなみに、FXGTで利用できる複数口座(複数アカウント)の上限は8つです。
一応、上限こそありますが、8つもあれば不足を感じることは少ないかと思います。
FXGTで複数口座(複数アカウント)を使うメリット
FXGTで複数口座(複数アカウント)を使う主なメリットは口座ごとに異なる方針で臨めることです。
FXGTは口座を開設する際に適用レバレッジを選択します。
そこで複数口座(複数アカウント)を運用することで異なるレバレッジを使い分けられるようになります。
たとえば、ハイレバレッジ専用口座、低レバレッジで手堅い運用口座といったような使い分けが考えられます。
あるいは、トレードする銘柄を分けてしまうのもよいでしょう。
FXGTはFXをはじめとして、他にも仮想通貨や株式、エネルギー・メタルなど実にバリエーション豊富な銘柄を扱っています。
しかし、当然ながらそれらのマーケットの特徴はそれぞれ大きく異なります。
そこでたとえば、口座AではFXメイン、口座Bは仮想通貨といったように分けて運用するわけです。
もちろん、複数口座(複数アカウント)間の資金移動も簡単ですから、好調な口座から不調な口座へ融資するのも自由です。
こうした柔軟な投資戦略を考えられることはFXGTで複数口座(複数アカウント)を運用する大きなメリットといって間違いないでしょう。
FXGTで複数口座(複数アカウント)を使うデメリット
FXGTで複数口座(複数アカウント)を運用するデメリットは管理が煩雑になることです。
複数口座(複数アカウント)の運用といっても、実際に使うプラットフォームはMT5ひとつのみ。
運用上は都度アカウントを切り替えてトレードすることになります。 また、資金管理もそれなりに煩雑になることでしょう。
こうしたことを考えると口座を勘違いしてトレードしてしまうことも十分にありえます。
この点はFXGTで複数口座(複数アカウント)を運用する際の明らかなデメリットと言わざるをえないでしょう。
FXGTの複数口座(複数アカウント)は口座維持手数料に注意
FXGTで複数口座(複数アカウント)を運用する際は口座維持手数料にも一応は注意です。
といっても、原則的にFXGTに口座維持手数料はかかりません。
例外的に口座維持手数料がかかるのは、90日間以上利用のなかった口座のみです。
とはいえ、複数口座(複数アカウント)を運用しているとどうしても手を付けないで放置してしまう口座も出かねません。
FXGTは簡単に複数口座(複数アカウント)を運用できるからといって無闇矢鱈に口座を増やすのは控えておきましょう。
もっとも、口座に残高がない場合、口座維持手数料がマイナスとなって負債になるようなことはありません。
それで気づかぬあいだに借金ができるような心配は不要です。
FXGTは複数口座(複数アカウント)間の両建ては禁止
FXGTは複数口座(複数アカウント)間の両建ては禁止です。
両建てとは、同一銘柄に対して売りと買いの相反するポジションを同時に建てる手法です。
このようにしておけば、いかようにマーケットが動こうとも双方のポジションで損益が相殺されます。
しかし、仮にFXGTの複数口座(複数アカウント)間で両建てができたとすると、これはほぼ必勝の手法になってしまいます。
なぜなら、FXGTには口座残高以上の損失をゼロにしてくれるシステムがあるからです。 もし複数口座(複数アカウント)間の両建てが可能だった場合、
一方で大きな利益が出るにもかかわらず、他方の損益は口座残高ゼロまでに限定されます。
すると、理屈としては総合的には必ずプラスで終われます。
投資においてリスクとリターンは表裏一体でなければなりませんから、これは道理に欠ける手法です。
そうしたことからFXGTでは複数口座(複数アカウント)間の両建ては禁止となっているわけです。
ちなみに、これは同様のシステムがある他社でも同じです。
FXGT以外でも、ゼロカットのある業者は複数口座(複数アカウント)間の両建ては禁止と考えておきましょう。
FXGTの複数口座(複数アカウント)の確定申告
FXGTで複数口座(複数アカウント)を使っている場合、率直にいって確定申告は面倒です。
それぞれの口座間で出た損益を通算して申告しなければならないからです。
FXGTのような海外業者はとくに詳細な取引報告書を発行していません。
したがって、自分で取引履歴を取得して計算していく必要があります。
また、1年分まとめて取得しようとしても遡れないこともままあります。
複数口座(複数アカウント)を運用する場合は、四半期ごとに集計するなどして定期的に確定申告を意識した処理をしておきましょう。
なお、複数口座(複数アカウント)で取引銘柄を分けていたとしても異なる税制が適用されることはありません。
仮想通貨だろうとFXだろうと、はたまた株式だろうともFXGTを使っている以上はまとめて計算可能です。
詳しくは解説しませんが、FXGTで扱っている銘柄はすべてCFDと呼ばれる金融商品だからです。
たとえば、仮に株式をトレードしたとしても実体は株式投資ではありませんので、そこは勘違いしないようにしておきましょう。
FXGTの複数口座(複数アカウント)を詳しく解説 まとめ
FXGTはかなり簡単に複数口座(複数アカウント)の運用を始められます。
複数口座(複数アカウント)を使うと、口座ごとに方針やリスクを変更できるなど多くのメリットがあります。
一方で確実に管理が煩雑になるというデメリットは避けられません。
また、FXGTは複数口座(複数アカウント)間の両建ては禁止していることも要注意です。
総じて複数口座(複数アカウント)の運用はおすすめですが、実際に運用を始めるときにはこれらの点には注意しておきましょう。