FXGTは、FXと暗号資産のハイブリッド取引所です。
それ以外のトレード商品としてFXGTは原油も取り扱っています。
しかし原油ではどのような銘柄でトレードできるのでしょうか。
またFXGTの原油のトレード条件について気になっている方もいるでしょう。
ここではFXGTの原油について詳しく解説していきます。
FXGTの原油を詳しく解説
FXGT 原油の銘柄
FXGTでトレードできる原油の銘柄は、「USOIL」と「UKOIL」です。
USOILとは、WTI原油(ウェスト・テキサス・インターミディエイト)という、アメリカ原産の原油です。
そしてUKOILとは、ブレント原油と呼ばれており、イギリスの北海沖で産出される原油をさしています。
指標原油としてメジャーなドバイ原油についてはFXGTでの取り扱いがありません。
FXGTで原油のトレードを行う場合は、基本的に北米マーケットと欧州マーケットを中心に行うことになります。
ただし地理的に欧州であれば中東が近いですし、アメリカであればシェーオイルがあります。
またウクライナ情勢もエネルギー事情に大きな影響を与えているでしょう。
そして新型コロナの流行で、原油の需要が落ち込み、一時マイナスになったことも記憶に新しいところです。
このようなことから原油では広くマーケットを見ていくことが求められるでしょう。
FXGT 原油はCFD
FXGTの原油を金融商品で分類するとCFDになります。
CFDとは、売りと買いの価格でトレードした結果をやり取りする差金決済をさしています。
なお厳密に言えばFXもCFDに分類されており、FXGTの銘柄のうち大半はCFDになるでしょう。
よって原油のトレード条件は、FXと似た性質を持ち合わせています。
しかしトレード条件については細かな違いがあります。
原油はFXGTで取り扱いがあるその他の銘柄と同じようなトレード条件であることを踏まえつつ、細かな違いについて詳しくみていきましょう。
FXGT 原油のレバレッジ
FXGTの原油のレバレッジは100倍です。
為替FXと比較すると1/10に抑えられています。
国内の証券会社が取り扱うエネルギーのレバレッジ取引銘柄は、最大3倍に抑えられます。 これと比較すれば、大幅にハイレバレッジと言えるでしょう。
そしてFXGTの原油のコントラクトサイズは、1ロット=100バレルです。
よって1ロットあたりの原油の取引金額は、原油単価の100倍になるでしょう。
ただし最大100倍でレバレッジ取引ができるので、実際のトレードではレートと同じ必要証拠金で取引できます。
通常レバレッジ高いほど必要証拠金を抑えてトレードできると言われています。
しかし為替FXよりもレバレッジが低くなる原油だからと言って、必要証拠金が増えてしまうことはありません。
FXGT 原油の手数料
FXGTは原油に関係なく、取引手数料が無料です。
しかし為替FXと同じようにスプレッドがかかります。
スプレッドとは売値と買値の差額をさしていて、変動制のトレードの手数料になります。
原油のCFDは、売買の決済差額だけをやり取りする取引です。
往復の売買が必要になるためスプレッドが発生し、実質的なトレードコストになります。
なおFXGTの原油のスプレッドは、以下の通り銘柄と口座タイプに応じて異なります。
USOilのスプレッド
- プロ口座:0.04
- ECN口座:0.04
- スタンダード+口座:0.06
- ミニ口座:0.20
UKOilのスプレッド
- プロ口座:0.05
- ECN口座:0.04
- スタンダード+口座:0.06
- ミニ口座:0.14
原油ではスプレッドが狭い口座タイプがありますが、そのかわりにボーナスは対応していません。 ボーナスと言えばFXGTでトレードするメリットのひとつです。
このためスプレッドが狭いからと言って有利とは限らないのです。
ボーナスを使って原油のトレードを行う場合は、スプレッドだけではなくトータル的な視点をもち口座タイプを選んでください。
FXGT 原油のスワップポイント
FXGTの原油ではスワップポイントも発生します。
スワップポイントは2つの通貨ペアの金利差になり、1日1回決まった時間に発生します。
USOilのスワップポイント
- プロ口座:買いスワップ-0.82、売りスワップ-0.22
- ECN口座:買いスワップ0.15 売りスワップ-0.72
- スタンダード+口座:買いスワップ-1.32 売りスワップ-0.72
- ミニ口座:買いスワップ-1.32 売りスワップ-0.72
UKOilのスワップポイント
- プロ口座:買いスワップ-1.32、売りスワップ-1.48
- ECN口座:買いスワップ0.15 売りスワップ-1.98
- スタンダード+口座:買いスワップ0.15 売りスワップ-1.98
- ミニ口座:買いスワップ0.15 売りスワップ-1.98
原油の種類と口座タイプに応じてプラススワップになるのか、マイナスなのかが異なります。
マイナススワップは手数料として支払いますが、プラススワップは利益として受け取れます。
なおスワップポイントは金利をさしていて変動制になりますが、わずか一晩でプラスだったスワップがマイナスになることもあるため注意しましょう。
なおFXGTは土日は取引時間外になることから、水曜日に3倍のスワップポイントがまとめて付与されます。
またプロ口座では6日間にわたりスワップフリーになりますので、スワップポイントの影響を受けたくない場合はおすすめの口座タイプでしょう。
FXGT 原油の取引時間
FXGTの原油の取引時間は、月曜日~土曜日の08:05~06:55です。
基本的には平日トレードできますが、毎日1時間程度は取引時間外になります。
上記の取引時間は冬時間ですが、11月~翌3月までの期間はサマータイムが適用されるため、取引時間は1時間だけ前倒しになります。
FXGT 原油取引の禁止行為
FXGTの原油取引における禁止行為をみていきましょう。
原油に限らず、FXGTでは複数口座をまたいだ両建てを禁止しています。
同じ通貨ペアの売りと買いの価格は相反関係にあるため、両建てすれば一方のポジションが損失になればもう一方は利益になることが明確です。
損失で終わったポジションはゼロカットによって補てんしてもらえるため、確実にトレーダーが利益を得ることができます。
このような理由から複数口座による両建てをFXGTは禁止しています。
では同じ通貨ペアでなければよいのかと言われると、そうとも言い切れません。
たとえ銘柄が異なったとしても、原油同士のレートは相関性がゼロではないからです。
このようなことから原油取引でも両建ては禁止行為になると考えられるため、やめておきましょう。
FXGTの原油を詳しく解説まとめ
FXGTの原油について詳しく解説しました。
WTI原油(USOIL)とブレント原油(UKOIL)の2種類の原油を100倍でレバレッジ取引できます。 CFDですのでスプレッドやスワップポイントも発生します。
原油の取引時間は公式サイトに記載がある通りです。
なお取引条件については更新される可能性があるためとれーどのたびにご確認ください。