FXGTはFXと仮想通貨のハイブリッド取引所です。
そして、そんなFXGTではゴールド(金)のような貴金属も取引可能です。
しかし、FXGTでゴールド(金)を購入すれば実際の金を手に入れられるのでしょうか。
あるいは具体的な取引条件が気になるという人も少なくないことでしょう。
そこで今回はFXGTのゴールド(金)について詳しく解説していきます。
FXGTのゴールド(金)を詳しく解説
FXGTのゴールド(金)はCFD
FXGTはゴールド(金)の取り引きも可能です。
しかし、FXGTでゴールド(金)を購入しても実際のゴールド(金)を手に入れることはできません。
FXGTのゴールド(金)はCFDと呼ばれる、決済差額だけをやり取りする金融商品だからです。
広い意味でいえばFXもまたCFDの一種です。
したがって、不況に備えてゴールド(金)を手元に置いておきたいというような資産運用の一環としてはほとんど機能しません。
そういった人はFXGTのような取引所ではなく金融機関での積立サービスなどを利用しましょう。
なお、FXGTのゴールド(金)のシンボルはXAU/USDが該当します。 似た銘柄としてXAG/USDもありますが、そちらはシルバーです。
いずれも元素記号(AU=金、AG=銀)が由来です。
「G」が含まれるためXAGをゴールド(金)と勘違いする人も少なくありませんので注意しておきましょう。
FXGTのゴールド(金)のレバレッジ
FXGTのゴールド(金)の最大レバレッジは1,000倍です。
国内証券でもゴールド(金)のような貴金属に投資する金融商品は珍しくありません。
しかし、それらはレバレッジが使えてもせいぜい3倍といったところです。
それに比較するとFXGTのゴールド(金)のレバレッジは文字通り桁違いの資金効率といえます。
ただし、レバレッジは同時にリスクも高まる諸刃の剣。
実際にトレードするときは、常に最大レバレッジを掛けるのではなく適度な倍率を使っていくことをおすすめします。
ちなみに、従来、FXGTのゴールド(金)の最大レバレッジは200倍だったものが、2021年に1,000倍にまで拡大したそうです。
後ほど詳しく解説しますが、ゴールド(金)は世界経済が不安定になるほど人気の出る金融商品です。
それだけ金融マーケットが不安定化してゴールド(金)に対する需要が高まっているということなのかもしれません。
FXGTのゴールド(金)のスプレッド
FXGTのゴールド(金)の平均スプレッドは25ポイントです。
「平均」というように、FXGTのゴールド(金)のスプレッドは固定ではなく変動制です。
一般的に、マーケットの流動性が低いほどスプレッドは広がる傾向にあります。
ただでさえリスクの高いレバレッジ型商品をトレードするわけですから、流動性とスプレッドにはことさら注意しておきましょう。
もっとも、FXGTのゴールド(金)はFX同様にゼロカットの対象です。 仮に大きな損失を出しても口座残高以上のマイナス損失にはなりません。
その点はむしろ、追証のある国内業者よりもよほど安全といえるでしょう。
FXGTのゴールド(金)の取引時間
FXGTのゴールド(金)の取り引き時間は「月曜日2時05分~土曜日0時55分」です。
(※ サーバー時間)
日本時間に直すと「月曜日8時05分~土曜日6時55分」です。
要するに月曜日から土曜日の早朝までほぼ24時間トレード可能です。
といいたいところですが、残念ながら平日でも6時55分~8時05分までの約1時間はメンテンスで取り引きできません。
もっとも、FXGTがとりわけ不利ということもなく、他社でゴールド(金)をトレードしても大差ない環境です。
なお、上記は冬時間のため、サマータイム時は1時間前倒しになります。
マーケットオープン直後やクローズ直前、あるいは連休後などは流動性も低くなりがちです。
たった1時間と侮らず、サマータイムの取引時間変更には注意しておきましょう。
FXGTのゴールド(金)の取引量
FXGTのゴールド(金)の取引単位は100オンスです。
これはコントラクトサイズと呼ばれており、すなわち1ロット=100オンスです。
たとえば、ゴールド(金)のマーケット価格が2,000ドルならば、1ロットは「2,000×100=200,000ドル」です。
とはいえ、先に触れたとおりFXGTのゴールド(金)の最大レバレッジは1,000倍。
また、口座タイプにもよりますが、FXGTのゴールド(金)は最小0.01ロットからトレード可能です。
コントラクトサイズが大きいからといって、法外な資金力を要求されるわけではありません。
FXGTのゴールド(金)のスワップポイント
FXGTのゴールド(金)にはFX同様のスワップポイントが発生します。
公式サイト上ではゴールド(金)のスワップは0となっていますが、実際にプラットフォームを確認すると必ずしもゼロではありません。
スワップは変動しますが、確認した時点では以下のとおりでした。
・売り・・・-0.48
・買い・・・-7.53
売買いずれもマイナスです。 売りのマイナスはわずかですが、それでも資産が目減りするのは変わりありません。
基本的には短期売買をメインに考えておくべきでしょう。
もっとも、FXGTのゴールド(金)は例外的にポジション保有から3日間のあいだはスワップゼロ。
4日目から累積した3日分も含めてスワップが発生するルールです。
短めのスイングトレードくらいであれば問題ないとは思います。
FXGTのゴールド(金)の特徴
FXGTのゴールド(金)はヘッジに使われやすいという特徴があります。
実際にはFXGTならではということでもありませんが、ゴールド(金)はUSDや米国経済と逆相関になりやすいと言われているからです。
いわゆる「有事の金」です。
ただ、これはUSDや米国経済と対比するよりはリスク制投資商品との関係で考えたほうがよい気がします。
そもそも、ゴールド(金)は実体のない通貨や証券と違って「貴金属」という明確な価値があります。
そのため、マーケットの気分で価値が大きく上下するリスク制金融商品の不安が高まるほど、ゴールド(金)に対する需要も高まると言われています。
ちなみに、FXGTでは仮想通貨のトレードもできますが、そちらはあまりヘッジには向いていません。
かつては仮想通貨もまた実体経済のヘッジになると言われていましたが、そうした傾向はほぼ失われています。
むしろ一般的な金融商品以上のリスクがあります。
個人的には、ヘッジ目的であればやはり今でもゴールド(金)以上の銘柄はないのではと思います。
FXGTのゴールド(金)を詳しく解説 まとめ
FXGTはゴールド(金)もトレード可能です。
ただし、FXGTのゴールド(金)はCFDと呼ばれる金融商品のため、実物資産としてのゴールド(金)は入手できません。
一方で、その代わりに高いレバレッジが使える、ゼロカットの恩恵を受けられるなどの大きなメリットがあります。
総じて、FXGTでゴールド(金)を取り引きするときは特殊なFX銘柄くらいに考えておくとよいかと思います。