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MT5の移動平均線を詳しく解説

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MT5はプロも使うと言われるほど高機能なFX専用の取引プラットフォームです。

そんなMT5を使い始めたものの、標準のチャートに移動平均線がないとお気づきになった人も多いのではないでしょうか。

あるいは、そもそも移動平均線がどういったものかよく分からないという人も少なくないでしょう。

そこで今回はMT5の移動平均線について詳しく解説していきます。

MT5の移動平均線を詳しく解説

MT5の移動平均線とは

MT5の移動平均線とは、過去N日(時間/分)間の終値の平均値を結んだインジケーターです。

平均的な動きを視覚化しているので、比較的中長期のトレンドを読みやすいという特徴があります。

また、短期間の異常な値動きを無視できることも大きなメリットです。

移動平均線は株式投資などではデフォルト表示されることも珍しくない、投資ではかなり一般的かつ基本的なインジケーターのひとつです。

あまりインジケーターは使わないという人でも、少なくとも移動平均線は表示しておくことをおすすめします。

ただ、MT5上ではデフォルト表示ではなく、また名称も移動平均線ではなく英名の「Moving Average」になっています。

和名で探しても見つからないの注意しておきましょう。

MT5の移動平均線の種類

MT5の移動平均線自体はMoving Averageのひとつです。

ただ、そのパラメータには以下のような種類があります。

・Simple

・Exponential

・Smoothed

・Linear weighted

それぞれ、一般的に「SMA」「EMA」「SMMA」「LWMA」と略称で呼ばれがちです。

どれを選べばよいのか分からないという人も多いかと思いますが、

投資全般で一般的なものは「SMA」と「EMA」です。 あまり細部にこだわるつもりはないという人は、とりあえずMT5の移動平均線ではSMAを選んでおけば無難かと思います。

とはいえ、細かい違いが気になるという人も少なくないでしょう。

そこでここからは各移動平均線の違いについてもう少し詳しく解説していきます。

MT5の移動平均線【SMA】

MT5のSMAはなんの変哲もない普通の移動平均線です。

移動平均線本来の計算方法である過去N日間の終値の平均を結んだだけのものです。

素直にデータを反映するというメリットがある一方で、重要と思われるデータも公平に扱ってしまうというデメリットもあります。

また、あくまでも平均値なので動きが実際のマーケットよりも鈍くなってしまいます。

なお、MT5以外の株式投資などで普通に移動平均線といわれるときは、たいていはこのSMAを指しています。

MT5の移動平均線【EMA】

MT5のEMAは、時間の重み付けをした移動平均線です。

直近の価格のほうを重めにウェイト付けするので、比較的実際のマーケットに近い動きになります。

反面、どうしてもその性質上、いわゆるダマシの影響を受けやすくなるというデメリットがあります。

短期売買メインの人は若干注意しておいたほうがよいかもしれません。

ちなみに、EMAの「Exponential」とは「指数関数的」という意味です。

MT5の移動平均線【SMMA】

MT5のSMMAは、単なる移動平均線以上に平均的な動きをするように調整された移動平均線です。

MT5の移動平均線は過去N日間の終値の平均値からはじき出されるインジケーターですが、SMMAは過去のぶんについてはSMAを参照します。

その結果として、単なる移動平均線以上になめらか(=鈍い)な放物線を描くようになります。

MT5の移動平均線自体がマーケットの動きをなめらかにするインジケーターですから、それに磨きをかけたものともいえます。

しかし、それはすなわち単純移動平均線のメリット・デメリットも尖ることを意味します。

したがって、個人的にはあまり積極的に使っていくようなものではないような印象です。

MT5の移動平均線【LMMA】

MT5のLMMAはEMA同様に時間による重み付けをした移動平均線です。

EMAは直近の移動平均だけを重み付けしますが、LMMAは過去になるほどウェイトを軽くするような方式になっています。

比較的平均的に重み付けがされるので、単純移動平均線よりは現在のマーケットに追従する一方で、EMAよりはやや鈍い反応といった印象です。

ちなみに、MT5のLMMAの「Linear」は「線形」という意味で、「線形」をさらに簡単にいうと「直線的な比例関係」あるいは「1次関数」です。

世の中の多くの現象は線形で表現できるともいわれています。

専門家ではないので確たることはいえませんが、そうした背景を考えると個人的にはMT5の移動平均線でもLMMAは有用なのではと思われます。

ただ、LMMAはあまりメジャーではない移動平均線のため、MT5以外のプラットフォームではそもそも利用できないこともあります。

MT5の移動平均線の使い方

MT5の移動平均線はそれ単体ではあまり効果的ではありません。

基本的には他のインジケーターと組み合わせて使うことになるでしょう。

また、移動平均線自体を「短期」「中期」「長期」の複数描画して分析する使い方も一般的です。

MT5の移動平均線は「過去N日間」のNの部分を変えれば複数チャートへ追加できます。

そこで数値を変えて「短期」から「長期」の移動平均線を描画するわけです。

ちなみに、FXといえば「ゴールデンクロス」や「デッドクロス」という言葉を聞いたこともある人も多いかと思いますが、これは移動平均線同士の交差です。

ゴールデンクロスは短期が中長期の移動平均線を上抜けるタイミング。

その逆がデッドクロスで、それぞれ上昇トレンド、下落トレンドの始まりを意味するといわれています。

ただ、そこまで有名なサインは逆にダマシとして悪用されることも珍しくありません。

そこで、移動平均線以外のインジケーターも併用して、そこに怪しい要素がないか検証するわけです。

MT5は実に数十種類以上ものインジケーターがデフォルトで利用できます。

自分なりに移動平均線との組み合わせに使いやすいインジケーターを模索してみましょう。

MT5の移動平均線はカスタムも可能

ここまでは、MT5の移動平均線は過去N日間の「終値」を結んだインジケーターと解説してきました。

しかし、実際にはMT5の移動平均線は「終値」以外にも「始値」や「中央値」「最高値」「最安値」でも描画できます。

ただ、一般に移動平均線といえば普通は終値です。

あえて変わったパラメータに変更する必要はないでしょう。

MT5の移動平均線を詳しく解説 まとめ

MT5の移動平均線とは過去の終値の平均値を根拠としたインジケーターです。

MT5ではMoving Averageと呼ばれるインジケーターになっており、パラメータで「SMA」「EMA」「SMMA」「LMMA」から選択できます。

それぞれ一長一短ありますが、基本はやはりSMAです。

個人的にはLMMAも使いやすいように思いますが、細部にこだわるつもりがなければとりあえずSMAを使っていけば無難かと思います。