MT5が重い原因を究明して解決方法を知りたい。
あなたは今、このようにお考えですよね。
MT4と比べるとMT5は動作が軽いと言われていますが、ときどき反応が悪いなど、動作が重いと感じるケースがあります。
MT5が重いと使い勝手が悪くなってしまうため、ここではMT5が重い原因と解決方法について解説してきます。
MT5が重い原因と解決方法を詳しく解説
MT5が重い原因は以下の通りですが、FX業者の取引サーバーに問題があることが考えられます。
- FX業者の取引サーバーの問題
- EAやインジケーターの問題
- ネットワークの問題
- デバイスのスペックの問題
高機能なMT5をスムーズに稼働できない原因は、一見トレーダーの利用環境に問題があるように見えます。
しかしMT5をスムーズに稼働するためのネットワークやデバイスのスペックはそこまで要求されません。
そもそもMT5が行う動作の大半は、チャートを表示するくらいです。
この動作だけでPCやスマホが重くなるようでは、MT5を利用する人はいないのではないでしょうか。
もちろん原因のひとつではありますが、MT5が重いのであれば別の原因を疑ってみましょう。
原因によってはトレーダー側での解決方法が求められるケースもありますので、詳しく解説していきます。
MT5が重い原因と解決方法 取引サーバーの問題
MT5が重い原因は、先に解説した通り取引サーバーの問題です。
FX業者の取引サーバーが、混雑やトラブルなどで遅延しているとMT5では重いと感じます。
まずは取引サーバーに原因があるのかどうかを確認するために、その他のサーバーでログインしてみましょう。
たとえばAサーバーが重い場合、BサーバーでMT5にログインしてみます。
Bサーバーが重くなければ、Aサーバーに原因があることを特定できます。
解決方法として、Aサーバーでできることは復旧を待つことのみです。
一時的な解決方法として、ここではBサーバーになりますが、問題がない取引サーバーでトレードを行いましょう。
MT5が重い原因と解決方法 EAやインジケーターの問題
MT5が重い原因として考えられることは、EAやインジケーターの問題も考えられるでしょう。
EAやインジケーターのうち、MT5がデフォルトで実装しているものであれば、最適化しているため問題なく利用できます。
しかし外部から入手したEAやインジケーターになれば、話は別でしょう。
誰かが自作して配布しているEAの中にはプログラムの処理が甘いものがあるおそれがあります。
またカスタムインジケーターでも、じゅうぶんなコーディングが行われておらず、過度にメモリを使う仕様になっているおそれがあります。
最適化が行われていないEAやカスタムインジケーターを使うことが、MT5が重い原因につながるでしょう。
解決方法は原因として疑われるEAやカスタムインジケーターをひとつづつ外してみて、MT5の動作を確認してみてください。
MT5が重い原因と解決方法 ネットワークの問題
MT5が重い原因として考えられることは、ネットワークの問題でしょう。
ネットワークの通信速度が遅いと、リアルタイムに変化するマーケットを反映することができないため、遅延が生じることからMT5が重いと感じます。
MT5の画面右下に「*****ms」や「*****kb」などのグラフのアイコンが表示されていますが、こちらの数値が極端に低いようであれば、ネットワークの通信速度が原因として考えられるでしょう。
またスマホから、スマホと自宅の両方のネットワークから接続・MT5にアクセスして、どちらか一方が重いのであれば、そちらのネットワーク通信に原因があることが疑われます。
しかしネットワーク関連の問題として考えられることは複数あるため、原因を特定することは難しくなります。
解決方法として、ひとつづつ通信環境の全般を見直すことになるでしょう。
まずはPCやスマホからネットワークの接続診断を試します。
そして有線の場合はケーブルと機器との接続、無線の場合は電波状況なども確認しましょう。
IPやDNSの固定、使用する帯域の変更なども思いつく解決方法ですが、必ずしも有効ともかぎりません。
ただしMT5は驚くような通信量は要求されないため、MT5が重い場合はその他の原因も疑ってみる必要があるでしょう。
ネットワーク通信に問題があり解決方法がわからない場合は、プロバイダのサポートデスクへ問い合わせてみてください。
MT5が重い原因と解決方法 デバイスのスペックの問題
最終的にMT5が重い原因として考えられるのはデバイスのスペックに関する問題です。
前項で解説しましたが、EAやカスタムインジケーターの最適化が行われてないことが問題となり、PCのスペックが不足することが原因でMT5が重くなることがあります。
もしPC版のMT5が重い場合は、スマホ版のMT5を使ってみて、スムーズに動作するようであればPCに原因があることが疑われます。
逆にスマホ版MT5では、スペックが低いことが重くなる原因とは考えにくいでしょう。
低スペックのPCと比較すると、スマホのほうがハイスペックですので、スマホ版のMT5が重い場合に原因として考えられることは、やはり取引サーバーの問題が考えられます。
ただしスマホのストレージがMB単位でひっ迫しているとメモリが不足し、処理が遅れてしまうことが原因になるため、MT5の動作も重いと感じられる可能性は高いです。
まずはじめに解決方法として試してほしいことは、デバイスの再起動をして、メモリをクリアにすれば解消される可能性が高くなります。
それでもダメならば解決方法として、使っていないスマホのアプリや写真・動画のデータを削除するなどして、メモリの空き容量を増やしましょう。
そうでなければ、解決方法としてできることはスマホやPCを買い替えることになります。
MT5の開発元は要求スペックを公表していませんが、とある業者の公表値ではメモリ2GB、CPUも2コアとなっています。
すなわち推奨デバイスの目安として、メモリ8GB、CPU4コアほどになると考えておきましょう。
MT5が重い原因の解決方法は再インストール
ここまで試してもMT5が重い場合、MT5内部での不具合や設定ミスも原因として考えられます。
解決方法は、一度MT5をアンインストールしてから、再インストールを行いましょう。
MT5が重い原因と解決方法を詳しく解説まとめ
MT5が重い原因と解決方法について詳しく解説しました。
もっとも考えられる原因は、FX業者の取引サーバーの遅延です。
この場合の解決方法はFX業者側の復旧を待つことでしょう。
それ以外にMT5が重くなる原因として、標準実装されていないEAやインジケーターの利用も考えられます。
問題を特定するために、ひとつづつEAやインジケーターを外していくことが解決方法につながるはずです。
ネットワークやデバイスの問題など、MT5が重い原因として考えられることは多岐にわたります。
まずは原因を特定して、解決方法を試していきましょう。