トレーディングプラットフォームとして世界中のトレーダーに利用されているMT5。
そんなMT5を使っているという人の中には、チャート上に市場時間の色分けをしたいという人もいるでしょう。
MT5では、インジケーターを活用することでチャート上にて市場時間の色分けを行うことが可能です。
そこで今回は、MT5の市場時間の色分けを詳しく解説していきます。
MT5の市場時間の色分けを詳しく解説
MT5の市場時間の色分けはインジケーターを使えばできる!
MT5ではチャート上に市場時間ごとの色分けを行う機能がデフォルトで実装されているわけではありません。
しかし外部からインジケーターをインストールしてMT5上で実行させることによって、MT5のチャートを市場時間ごとに色分けすることは可能です。
実際にMT5が採用されている海外FXブローカーは、表示時間が海外時間になっていることが多いため、チャート上に表示されている時間を見ていても大きな市場が何時からオープンするのかよくわからないという人も多いでしょう。
また海外FXブローカーでは夏時間と冬時間を採用しているところも多いため、サマータイムの切り替えによって市場時間がよくわからなくなってしまうという人も多いはずです。
このような問題を解決してくれるのが市場時間の色分けインジケーターであり、チャートを見た瞬間に市場オープンクローズの時間を読み取れるという特徴があります。
MT5の市場時間の色分けを行う手順
MT5の市場時間の色分けを行うのであれば、外部からインジケーターを取得してMT5にインストールし、チャート上で実行させるという手順が必要です。
利用するインジケーターによっても使い方が若干異なる場合がありますが、基本的には以下の手順で市場時間の色分けを行うインジケーターをMT5のチャート上で実行することができるでしょう。
MT5で利用可能な市場時間の色分けインジケーターの見分け方
MT5で実行可能な市場時間ん色分けインジケーターは複数登場しています。
しかし中にはMT4ではないと使えないインジケーターなども存在するので注意が必要です。
MT5で正常に作動する市場時間の色分けインジケーターを導入するのであればMQL5というMT5用のプログラム言語で書かれたインジケーターかどうかを確認していきましょう。
MT5で利用可能な市場時間の色分けインジケーターを導入する方法
まずは外部からMT5で作動する市場時間の色分けインジケーターを準備してください。
- MT5を立ち上げて画面上部にあるメニュー一覧の中から「ファイル」をクリックする
- ファイル一覧の中から「データフォルダを開く」をクリックする
- データフォルダを開いたら、「MQL5」フォルダ内の「Indicators」フォルダ内に、用意したex5ファイルまたは、mql5ファイルをドラッグ&ドロップで入れていく
- 一旦ファイルを閉じで、MT5の再起動をかける
- MT5を立ち上げ直し、市場時間の色分けを行いたいチャートを表示させる
- 画面左側に表示されているデータフォルダ画面の中から「MQL5」→「Indicators」を開き、先ほど設置したファイルが入っているかどうかを確認する
- ファイルが入っていることを確認したら、ファイルを選択した状態からチャートの中にドラッグ&ドロップする
- インジケーターの設定項目が表示されるので、必要に応じて設定して「OK」をクリックする
- チャート上に市場時間の色分けがされたかどうかを確認して完了
インジケーターがうまく作動してくれない場合には、再びMT5を立ち上げ直してインジケーターを入れ直してみてください。
インジケーターの色分け市場時間を自分で設定する場合
インジケーターによっては色分け表示をする場合の市場時間を自分で設定する必要があるものもあるようです。
自分で色分けを行う際には、以下の時間を参考に設定を行ってみてください。
- 東京市場:【冬時間】9時~19時 【夏時間】8時~17時
- ニューヨーク市場:【冬時間】15時~24時 【夏時間】14時~23時
- ロンドン市場:【冬時間】22時~翌7時 【夏時間】21時~翌6時
MT5の市場時間の色分けおすすめインジケーター
MT5の市場時間の色分けができるインジケーターは現在複数種類登場しています。
色分けして表示させる方法などもインジケーターによって特徴が異なりますので、より自分がトレードしやすいものを選んでいきましょう。
ここではいくつかのMT5の市場時間の色分けおすすめインジケーターを紹介していきます。
MT5の市場時間の色分けおすすめインジケーター 「Trade Sessions」
MT5の市場時間の色分けおすすめインジケーターの中で一番主流で使われていることが多いのが「Trade Sessions」というインジケーターです。
「Trade Sessions」は、チャート上の各市場を色分けしたボックスごとに区切って表示してくれます。
デフォルトの状態で「ニューヨーク市場」「ロンドン市場」「東京市場」が表示されますが、カスタマイズ次第でオセアニアなどの市場も表示させることができるでしょう。
MT5の市場時間の色分けおすすめインジケーター Forex_Market_Hours_GMT_v4.0
チャートの上に特別な市場時間のパネルを設置して、現在どの市場がオープンしているのかを視覚的にわかりやすくしてくれるインジケーターです。
パネルに表示される5つの横棒はそれぞれ、シドニー市場、東京市場、フランクフルト市場、ロンドン市場、ニューヨーク市場が開いている時間帯を表しています。
そして赤い縦線がリアルタイムで横棒を通過している場合、その市場が現在開いているという意味になります。
チャート上に色分けされた時間表示が干渉したくないというという場合には、こちらのインジケーターを利用するのがよいでしょう。
MT5の市場時間の色分けインジケーターにスマホアプリ版はない
MT5の市場時間の色分けをスマホアプリでも行いたいという人もいますよね。
しかし残念ながら、現在のところMT5アプリにて市場時間の色分けを行える機能は用意されていないようです。
インジケーターに関してもMT5の外部インジケーターをアプリ版で利用することはできません。
そのためMT5の市場時間の色分けインジケーターを利用するのであれば、あくまでもPC版のみで利用をしていくことになるでしょう。
MT5の市場時間の色分けを詳しく解説まとめ
今回は、MT5の市場時間の色分けを詳しく解説していきました。
MT5の市場時間の色分けは実装されている機能はありませんが、外部のインジケーターを活用することでMT5のチャート上を時間帯ごとに色分けすることができるようになっています。
インジケーターも複数登場していますので、自分が使いたいものを選択して使っていくようにしましょう。
またアプリ版は現在のところありませんので、あくまでもPC版のMT5上で活用していってください。