TradingView(トレーディングビュー)は汎用性が高いチャート分析ツールです。
ヒストリカルデータとは、チャートの値動きの履歴をさしていて、トレードの検証などに用いることができます。
そこでTradingView(トレーディングビュー)でヒストリカルデータをダウンロードしたり、Excelへエクスポートしたりしたいとお考えの方もいるのではないでしょうか。
ここではTradingView(トレーディングビュー)のヒストリカルデータについて詳しく解説していきましょう。
TradingView(トレーディングビュー)のヒストリカルデータを詳しく解説
TradingView(トレーディングビュー) ヒストリカルデータのダウンロードのやり方
TradingView(トレーディングビュー)のヒストリカルデータをダウンロードするやり方についてみていきます。
チャート画面の右上にあるメニューアイコンから、プルダウンをポイントすると「レイアウトの管理」と表示されるのでこちらをクリックします。
表示されたメニューから「チャートデータのエクスポート」を選びましょう。
ポップアップが表示されるので、「チャート」の銘柄を確認して「日付形式」を設定しましょう。
業者、通貨ペア、時間足などを確認して、最後に「エクスポート」ボタンを押せば、csv形式でヒストリカルデータをダウンロードできます。
TradingView(トレーディングビュー) ヒストリカルデータの取得は有料プランのみ
このようにTradingView(トレーディングビュー)ではヒストリカルデータの取得ができます。
ただしこちらは有料プラン限定の機能になります。
ヒストリカルデーターの取得をしたい場合は、TradingView(トレーディングビュー)の有料プランに加入しなければいけません。
有料プランは3つのプランにわかれていて、1ヶ月あたりの料金が異なります。
- Pro:12.95ドル
- Pro+:24.95ドル
- Premium:49.95ドル
日本円に換算すると、TradingView(トレーディングビュー)のProは1806.22円、Pro+は3,479.94円、Premiumは6966.85円になります。
けっして安いとは言えないため、年契約で割引適用を狙う、ブラックフライデーなどの割引キャンペーンを利用するなど、工夫してみてはいかがでしょうか。
ヒストリカルデータの利用だけを目的としているのであればProでもじゅうぶんですので、自分の利用状況に応じて料金プランを選んでください。
TradingView(トレーディングビュー)のヒストリカルデータの取得期間
TradingView(トレーディングビュー)から取得できるヒストリカルデータの量は、制限されています。
有料プランに応じて、ヒストリカルデータで取得できる量は以下の通りです。
- Pro:5,000本
- Pro+:10,000本
- Premium:20,000本
なお取得できる量は、すなわちデータの「本数」を示していますが、たとえば時間足を長期に切り替えれば、必然的にヒストリカルデータの期間も長くなります。
たとえばPremiumで日足のヒストリカルデータを取得する場合は20,000日ぶん、すなわち54年分のデータになるでしょう。
ヒストリカルデータが長いぶんにはデメリットになることはないでしょう。
通常、分足のヒストリカルデータを取得できる業者は多いですが、秒足のデータを取得できるところはほどんどありません。
なおTradingView(トレーディングビュー)のPremiumプランであれば秒足を表示できるため、ヒストリカルデータも取得できます。
短期トレードがメインの方は、Premiumプランの契約を検討してもよいでしょう。
TradingView(トレーディングビュー) ヒストリカルデータのインポートのやり方
マーケット分析でのデータ集計のため、TradingView(トレーディングビュー)で取得したヒストリカルデータは表計算で使うことになる方がほとんどかと思います。
そしてマイクロソフトのExcelを利用する方は多いでしょうが、その場合csv形式でインポートすることになるでしょう。
ヒストリカルデータのインポートのやり方は、TradingView(トレーディングビュー)からエクスポートしたCSVデータをインポートの対象に選ぶだけです。
なおTradingView(トレーディングビュー)のヒストリカルデータは、「日付」のみ「Unixtime」の表記方法になります。
よって時間の表示がおかしくなってしまいますが、これを修正する方法はExcelで関数を活用して、正常な表示にするしか方法はありません。
詳しくは次項でみていきます。
TradingView(トレーディングビュー) ヒストリカルデータの時間変更
まずTradingView(トレーディングビュー)のヒストリカルデータはUnixtimeです。
そしてUnixtimeは「GMT」での「1970年1月1日0時0分0秒」を起点とした経過秒数が表示されています。
一方、Excelの時間表記の起点は「1900年1月1日0時0分0秒」です。
ふたつとも似たようなルールで数値を時間表記に修正していますが、起点が異なるため関数を使うことになります。
TradingView(トレーディングビュー)のヒストリカルデータの時間数値に「32,400」をプラスして、それを「86400+25569」で割りましょう。
そしてExcelで表示方法を変更すれば、ヒストリカルデータの時間変更ができます。
TradingView(トレーディングビュー) ヒストリカルデータはインジケーターも含まれる
ヒストリカルデータのダウンロードと言えば、チャートのローソク足を連想する方が多いでしょう。
しかしTradingView(トレーディングビュー)では、インジケーターのヒストリカルデータも一緒にダウンロードやExcelへのエクスポートができます。
ただし表計算ソフトでインジケーターとして再現するのは簡単ではないことを心得ておきましょう。
もしインジケーターが不要な場合は、TradingView(トレーディングビュー)のインジケーターを非表示にしてからエクスポートしてください。
TradingView(トレーディングビュー)のヒストリカルデータを詳しく解説まとめ
TradingView(トレーディングビュー)のヒストリカルデータについて詳しく解説しました。
ヒストリカルデータのダウンロードやExcelへのエクスポートはできるためやり方を解説しました。
ただしヒストリカルデータのダウンロードができるのは、TradingView(トレーディングビュー)の有料プランの方のみになることを覚えておきましょう。