TradingView(トレーディングビュー)のストラテジーの作成方法を知りたい。
自動売買を行いたい方は、このような疑問を抱えていませんか。
TradingView(トレーディングビュー)ではストラテジーを作成するためにPineスクリプトというプログラミング言語でロジックを組んでいきます。
ここではTradingView(トレーディングビュー)のストラテジーの作成方法を中心に詳しく解説していきましょう。
TradingView(トレーディングビュー)のストラテジーの作成方法を詳しく解説
TradingView(トレーディングビュー)のストラテジーの作成方法は、下記の手順で行います。
- 1. TradingView(トレーディングビュー)に登録・ログインする
- 2. 作成前にバックテストを行う
- 3. 自分の手法を定義する
- 4. Pineスクリプトを組む
- 5. 作成後にバックテストの結果を確認する
TradingView(トレーディングビュー)のストラテジーの作成方法 登録・ログイン
ストラテジーの作成方法として、まずはTradingView(トレーディングビュー)のアカウント登録を済ませてから、ログインします。
TradingView(トレーディングビュー)は登録不要で利用できるチャート分析ツールですが、ストラテジーの作成にはアカウントの登録が必要です。
なお、ストラテジーの作成は無料プランでも行うことが可能です。
必要に応じて有料版にしなければいけないこともありますが、基本的に無料で利用できるため、まずはストラテジーの作成を進めていきましょう。
TradingView(トレーディングビュー)のストラテジーの作成方法 作成前のバックテスト
TradingView(トレーディングビュー)ではストラテジーの作成方法の一環として、作成前にバックテストを行うことをおすすめします。
過去のチャートから採用したいEAのバックテストを行うと、おおよそどれくらいの勝率になるのかなどの情報が分かります。
リアルのチャートでどれくらいのロットがあれば、どれくらいで増減していくのかを体感することができます。
実際、テクニカル的に良さそうだと思っていたEAをTradingView(トレーディングビュー)で走らせてみても、思ったほど成績が良くないというケースも少なくありません。
TradingView(トレーディングビュー)のストラテジーの作成方法 自分の手法を定義する
TradingView(トレーディングビュー)のストラテジーの作成方法では、続いて自分の手法を定義します。
インジケーターや水平線などがどのような状態になったら、注文や決済を行うのかなど、トレードのルールなどを決めていきます。
手法に基づいて自動売買システムを走らせることができます。
TradingView(トレーディングビュー)のストラテジーの作成方法 Pineスクリプトを組む
自動売買の手法を決めたら、TradingView(トレーディングビュー)のストラテジーの作成に進みます。
作成方法は、Pineスクリプトで構築していきます。
- 1. Pineスクリプトの最新バージョンを指定し、ストラテジーの名前をつける
- 2. 実体の高さ・陽・陰線判定の変数を作成
- 3. 売りと買いの判定処理
- 4. 注文と決済(利確・損切り)を作成
ソースコードは専門のサイトや書籍にて構築します。
プログラミングの経験がある方であれば、簡単にストラテジーを作成できると言われています。
通常は、価格データを取得する際の処理を自分で記述しなければいけませんが、Pineスクリプトは足を更新するタイミングで価格を自動取得するため、自分で記述する必要がありません。
もし、Pineスクリプトを利用した経験がない方でも、現在ではChatGPTを使ってソースコードをかけると話題を集めています。
TradingView(トレーディングビュー)のストラテジーの作成方法 バックテストで動作確認と有効性を確認
TradingView(トレーディングビュー)のストラテジーの作成方法では、最後にバックテストを行い、本トレードの前に動作確認と有効性を確認します。
なお、TradingView(トレーディングビュー)はデフォルトでバックテスト用のストラテジーテスターを実装しています。
自作したストラテジーの成績を過去のチャートデータから趣味レーションすることが可能です。
なおTradingView(トレーディングビュー)はチャート分析ツールにすぎないため、注文を行う際は発注するためのプラットフォームが必要になります。
なおストラテジーのバックテストには2つの注意点があります。
バックテストを行うチャートのデータは業者間で違う
ストラテジーのバックテストは、準備されている条件下でのシュミレーションになります。 また、バックテストを行うチャートのデータは、業者間で違います。
よって実際のトレード条件がシュミレーションと異なれば、ストラテジーのバックテストのようにはならないことを注意点として覚えておきましょう。
トレードする業者などを考慮してTradingView(トレーディングビュー)でストラテジーの作成を行い、バックテストすることが大切です。
ストラテジーのバックテスト結果は絶対ではない
ストラテジーのバックテストで勝率が良かった、大きく利益を出せたという方もいるでしょう。
しかしTradingView(トレーディングビュー)でできるのは、あくまでも過去チャートを元にした検証結果にすぎません。
今後、リアルトレードを行う際に同じストラテジーを採用した場合であっても、同じ勝率で結果を出せるわけではないのです。
相場の状況や環境によっては、資金をすべて溶かしてしまう可能性があります。
1つのストラテジーに依存しないこと、また資金にゆとりをもって自動売買を行うことが注意点です。
TradingView(トレーディングビュー)のストラテジーの作成方法を詳しく解説まとめ
TradingView(トレーディングビュー)のストラテジーの作成方法を中心に詳しく解説しました。
作成方法はTradingView(トレーディングビュー)の登録とログインが必要なため、先に済ませておきましょう。
また作成前にバックテストでチャートのデータを取得しておきます。 ストラテジーの作成では、自分の手法を定義し、Pineスクリプトでソースコードを組んでいきましょう。
最後にストラテジーのバックテストを行うことも、作成方法の一環として欠かせません。
TradingView(トレーディングビュー)は注文や決済ができないものの、自動売買のストラテジーの作成を始めやすいチャートツールです。
初心者でもストラテジーを作成しやすいと言われているため、気になる方はチャレンジしてみてはいかがでしょうか。