XMの追証・ロスカット・証拠金維持率ってなに?
XMの追証やロスカットは、証拠金維持率がどのくらいで執行されるの?
あなたは今、このようにお考えですよね。
888倍のレバレッジ倍率を採用する、XMで証拠金取引を始めようとお考えの方は、追証やロスカット、証拠金維持率を知る必要があります。
ここではXMの追証・ロスカット・証拠金維持率を分かりやすく解説します。
XMの追証とロスカット・証拠金維持率を分かりやすく解説
XMの追証とロスカット・証拠金維持率とは?
XMの追証・ロスカット・証拠金維持率は、以下の通りです。
- 追証:証拠金を追加することさす
- ロスカット:ポジションの強制決済をさす
- 証拠金維持率:ポジションの口座残高の割合を示す
追証・ロスカット・証拠金維持率は単体だけでは無意味です。
証拠金維持率が、追証やロスカット執行に影響を与え役割を果たしていると言えるでしょう。
よってここではXMの追証・ロスカット・証拠金維持率について、それぞれの役割や関係性についても詳しく解説していきます。
XMは追証なしでロスカットされる
追証とは、証拠金取引のポジションが一定の含み損を抱えてしまったときに、XMの口座へ追加入金しなければいけない証拠金をさします。
国内FXは追証が発生し、ロスカット間近であることが通知されます。
一方、XMは追証がないため、ポジションの含み損が一定を抱えてしまった場合に、即ロスカットとなります。
ただXMは海外FX取引所にしてはめずらしく追証システムが備わっており、証拠金を追加することによってポジション維持することも可能と言えるでしょう。
一般的に追証とは、各取引所で定義する上述のような「ロスカットをまぬがれるために証拠金を入金すること」をさします。
しかし追証にはもうひとつあります。
含み損によって口座残高が不足して「ロスカット執行となった場合に、資金を追加入金すること」をさします。
海外FX取引所で相場が急変しロスカットが執行され、損失が発生します。
損失はXMに対する事実上の借金ですが、ゼロカット制度によって損失分が補填され、損失による借金がなくなります。
しかし国内FXではゼロカットが採用されておらず、損失分はトレーダー自身が借金として返済しなければなりません。
この借金返済にあたる部分を、国内FXでは追証と呼ばれているパターンもあるのです。
このようにロスカットによって借金を返済するための追証は、ゼロカットが採用されているXMでは必要ありません。
よってXMは最大888倍のハイレバレッジトレードでも追証を背負う必要はなく、ハイリターントレードをすることができます。
XMでロスカットになる証拠金維持率
XMはポジションの含み損が一定に達すると、追証なしで自動的にロスカットが執行されます。
このロスカット基準を証拠金維持率と言い、XMのロスカット基準は証拠金維持率20%に設定されています。
国内FXでは、ロスカットだけでなく追証発生の基準も証拠金維持率によって定められています。
XMの証拠金維持率は、以下の公式や考え方によって算出することが可能です。
- 証拠金維持率:有効証拠金÷必要証拠金×100
- 有効証拠金:XMの口座残高(ボーナス含む)+含み損益
- 必要証拠金:ポジション保有に最低限必要な証拠金
有効証拠金は、実質的なXMの口座内の証拠金残高を示しているため、これから新規ポジションを建てようとお考えている場合に参考になる数値です。
必要証拠金は、XMの各ポジションごとに必要な証拠金をさしており、設定したレバレッジ倍率によって変化します。
たとえばXMでレバレッジ1倍でトレードするときと888倍では証拠金が異なり、レバレッジ888倍では888分の1に抑えられます。
では例として1ドル=100円だった場合、XMの口座残高が20万円、レバレッジ100倍で10万ドルのポジションを保有する場合の必要証拠金を求めてみましょう。
100,000÷100×100=100,000円がXMの必要証拠金です。
有効証拠金は20万円ですので、100,000÷200,000=200%が証拠金維持率です。
ここで1ドル=108.2円まで下落したとしましょう。
110-108.2×100,000=180,000円が含み損になります。
- 有効証拠金:200,000-180,000=20,000円
- 証拠金維持率:20,000÷100,000=20%
上の計算では証拠金維持率が20%にたっしてしまい、1.8円のレート変動でロスカット執行となります。
XMのロスカット基準である証拠金維持率を他社と比較
XMの証拠金維持率20%というロスカット基準は、海外FX取引所の中では一般的な数値です。
海外FX取引所は、XM以外の業者もおおよそ証拠金維持率20%から30%というのが一般的な基準と言えるでしょう。
しかし国内FX取引所のロスカット基準は、おおよそ証拠金維持率50%100%と高いです。
XMと国内FXのロスカット基準は、圧倒的に国内FXのほうが高いため、ロスカットされやすいと言えるでしょう。
さらに国内FXには追証があるため、ロスカットされてしまった場合は、借金が発生するリスクがほぼ確実と言えます。
XMのようなハイレバレッジトレードができる海外FX取引所は、危険と言うイメージが根付いています。
金融庁のホームページにも、XMは無登録業者やハイレバレッジトレードに対する危険性が表記されています。
しかし実態はまったくく異なります。
確かにXMのようにハイレバレッジでトレードすると、瞬時に口座残高を失ってしまうリスクがあります。
ただ証拠金は0円になるものの、ゼロカット制度によっていくら損失が発生したとしてもXMをカバーしてもらえるため借金を返済する必要がありません。
これは国内FXにはない、XMなどの海外FXの大きなメリットと言えます。
XMは口座開設や入金することでボーナスクレジットを獲得できますが、これにより自分で入金した証拠金を守ることができます。
無謀なハイレバレッジトレードは危険ですが、証拠金残高の管理がきちんとされていれば、むしろ国内FXよりも安全にトレードできると言えるでしょう。
XMの追証とロスカット・証拠金維持率を分かりやすく解説まとめ
XMの追証とは、証拠金を追加入金することをさします。
ロスカットとは、含み損を抱えたポジションの損失がこれ以上発生しないように強制決済することをさします。
証拠金維持率とは追証やロスカットを執行するための基準で、強制追証がないXMでは追証基準はありませんが、ロスカット基準が証拠金維持率20%と定められています。
XMはロスカット基準が低く、ボーナス制度やゼロカットによって安全にトレードしやすい海外FX取引所と言えるでしょう。