XMのストップロスとはいったいなに?
ストップロスの役割と目的や使い方がわからない。
XMでストップロスを設定できない原因や使い方における注意点、逆指値注文との違いについても詳しく知りたい。
あなたは今、このようにお考えですよね。
XMは最大888倍のレバレッジ取引で大きな利益をめざすことができる一方、負けてしまった場合は損失も大きくなります。
こまめにXMのチャートをこまめにチェックして損切りできない方は、ストップロスを覚えておくとよいでしょう。
XMのストップロスを分かりやすく解説
XMのストップロスとは?
XMのストップロスとは、損失リスクを最小限に抑えるために重宝する機能です。
ストップロスを一言で表現すると、損切りを目的とした決済するための機能と言えるでしょう。
XMの取引プラットフォームであるMT4のストップロスは「決済逆指値」と表記されていますが、MT5は「ストップロス」と、ふたつの表記は異なりますが、目的や使い方は同じになります。
XMのストップロスの役割と目的
XMのストップロスの役割は、損失の拡大を防ぐこと、すなわち損切りすることが目的です。
ストップロスは、成行注文や指値注文のオプション的な機能として、ストップロスに価格を設定しておくことで、設定した価格以上の損失は発生しないというしくみです。
すなわちストップロスとは、先に損失価格を決めてしまい、損失を最小限に抑えることが目的です。
たとえばXMのUSD/JPYのレートが101円だった時点で、成行注文をで買うとしましょう。
この時点ではレートが103円になったときに売却して決済しようと考えていますが、万が一損失方向にレートが進んだことを考えて、ストップロスを100円で設定すると仮定します。
しかし予想に反してXMのレートは大幅に下がり、96円まで低下してしまったため、5円の損失が発生します。
ただストップロスを設定していたおかげで100円で決済され、1円の損失で済ませることができました。
このようにストップロスは、急激な暴落時にも損失を抑える役割を果たします。
XMのストップロスの使い方
XMのストップロスの使い方は、MT4とMT5ともに同じです。
注文フォームで成行注文と指値注文の注文内容を入力したうえで、MT4は「決済逆指値」に、MT5は「ストップロス」を入力するだけです。
成行注文でストップロスを設定する使い方は、買い注文の場合は約定価格よりも安い価格を、売り注文の場合は高い価格を設定しましょう。
指値注文では、買い注文の場合は「指値」よりも安い価格を、売り注文の場合は高い価格でストップロスの価格を入力してください。
ようするに損失が発生することを想定してストップロスを設定するという使い方になります。
逆指値注文のストップロスの考え方も同じく、損失が発生する価格を設定するという使い方をします。
すでに発注済みの成行注文や指値注文に対して、ストップロスを追加で設定することもできます。
MT4のターミナルから、発注済みのポジションを右クリックして「注文を取消・変更」を選択し、「ストップロス」を入力して注文内容に変更を加えましょう。
XMのストップロスを設定できない原因
XMのストップロスを設定しようとしても「発注」ボタンが有効にならずに設定できない原因は、ストップレベルの設定ミスと考えてよいでしょう。
ストップレベルとは、XMの現在レートから一定の価格だけ離さなければいけない価格を示しています。
現在価格とストップロスの価格が近すぎてしまうと、発注ボタンがグレーアウトしてしまい押すことができません。
ストップロスを設定するためには、発注ボタンが赤か青のいずれかになり有効な状態にならないと設定できないということです。
XMは通貨ペアごとにストップレベルを定めており、MT4やMT5かXMの公式サイトで確認できます。
MT4やMT5によるストップレベルの確認方法は、気配値一覧の中からストップレベルを確認したい通貨ペアを右クリックし、表示される「仕様」から確認できます。
XMの公式サイトでは「FX取引のスプレッド / 取引条件」一覧表の「指値および逆指値のレベル」の項目がストップレベルになります。
MT4のストップレベルの単位は「ポイント」表示ですので、10ポイント=1pipsと考えておきましょう。
ちなみにストップレベルは、ストップロスだけでなく指値注文や逆指値注文などの「指値」など、待機注文に適用されるためきちんと理解しておいてください。
XMのストップロス「ストップ指値」と「逆指値注文」の違い
XMでは「ストップロス」と呼びますが、他の業者では「ストップ指値」と呼ばれており、ふたつとも目的や使い方については同じです。
ただし「ストップ指値注文」とストップロスについては別物で、発注方法や目的に明確な違いがあるため注意しなければいけません。
XMのストップ指値注文とは「逆指値注文」をさしており、新規注文してポジションを建てることが使い方における目的です。
一方ストップロスは、決済注文をさしており、すでに保有しているポジションを決済して取引を終了することが使い方における目的でしょう。
ちなみに逆指値注文は、その名の通り、現在レートを境にして利益が出る方向に注文する指値注文とは逆方向の、あえて損失が出る方向に新規エントリーする方法をさします。
手法によって逆指値注文を活用する投資家もいますが、それ以上に損失リスクを最小限に抑えるために重宝されているストップロスのほうが広く活用されていることもふたつの違いと言えるのかもしれません。
XMのストップロスの注意点
XMのストップロスは損切りするための決済価格をしこんでおき、万が一相場が急変した場合であっても自動決済して、大きな損失の発生を防ぐことが目的です。
しかしストップロスは滑ってしまうことがあり、確実に損切りできるわけではありません。
特に経済指標の発表時や要人発言があった場合は相場が急変するため、ストップロスをしこんでおいても注文が滑ってしまうという現象が発生してしまいます。
ストップロスの使い方における注意点として、経済指標の発表時など相場の急変が予測されるときは、保有ポジションは先に決済し、新規注文もしない方法がベストと言えるでしょう。
XMのストップロスを分かりやすく解説まとめ
XMのストップロスとは、損切りを目的として決済注文をしこんでおき、損失の発生を最小限に抑える役割を果たします。
ストップロスの使い方は、MT4とMT5に決済逆指値を設定しておくことで、設定価格を下回ると自動的に損切りすることができます。
XMのストップロスの使い方における注意点は、ストップレベルを意識にすること、相場急変時には利用しないこと、新規エントリーの逆指値注文とは利用する目的が異なるため違いを理解することでしょう。
上手にストップロスを活用して、XMのトレードでリスク管理を行ってください。