iFOREX(アイフォレックス)の税金の計算方法がわからない。
ところで確定申告ってなに?iFOREX(アイフォレックス)で1円でも稼いだら手続きをしなければいけないの?
あなたは今、このようにお考えですよね。
iFOREX(アイフォレックス)で儲けを得た場合、確定申告や税金の計算方法について意識する方は多いのではないでしょうか。
iFOREX(アイフォレックス)の税金の計算方法と確定申告を分かりやすく解説
iFOREX(アイフォレックス)の確定申告とは、所得税の計算方法と納税の手続きを行うことをさしています。
所得税とは、儲けに対して収めなければいけない税金をさしています。
確定申告は、年間所得が一定を超えていた場合に、翌年の3月15日までに自己判断で行う自己申告制ですので、iFOREX(アイフォレックス)や税務署からの確定申告の案内や納税通知などは届きません。
だからと言って確定申告の対象者であるのにもかかわらず申告や納税を怠り、税務署に発覚してしまうと、重税のペナルティが課せられますので必ず行いましょう。
所得税の納税を目的としている確定申告ですが、手続きによって自動的に住民税の対象にもなりますので、納付書が届いたら忘れずに納税を済ませてください。
確定申告をはじめるためには、税務署が定める記帳方法に基づいて1年間の収入と経費を自己管理し、年間所得が一定を超えていた場合に自己判断で行います。
ここではiFOREX(アイフォレックス)の税金の計算方法と確定申告に関する税制上のルールを中心に解説していきましょう。
iFOREX(アイフォレックス)の税金の計算方法と確定申告の区分「雑所得の総合課税」
確定申告の所得区分ですが、iFOREX(アイフォレックス)は雑所得の総合課税に分類されており、所得区分のルールに沿って税金の計算方法を行います。
税制上の所得は、不動産所得・山林所得・配当所得・利子所得・事業所得・給与所得・退職所得・譲渡所得・一時所得・雑所得と10所得に分類されていて、
雑所得は他9所得のどれにも属さない所得をさします。 雑所得は、さらに以下の2つに分類されています。
- 海外FX:雑所得の総合課税に分類
- 国内FX:雑所得の申告分離課税に分類
総合課税は、上記10所得との合計額で年間所得を算出して確定申告しなければいけませんが、マイナスについては他所得との損益通算は認められていません。
一方、申告分離課税は区分内の所得だけで確定申告でき、他の9所得との合計額で年間所得を算出する必要はないということです。
申告分離課税に分類される国内FXは、国内FXだけで年間所得を算出し一律20%(所得税15%、住民税5%)の税率が課せられることの他に、税制の優遇制度として繰越損失が適用されるというメリットがあります。
なお海外FXの区分である総合課税は15~55%(所得税5~45%、住民税10%)と所得に応じて税率が大きくなりますが、所得税率10%以上になると税率に応じて最小97,500円の控除額が適用され、所得額を軽減します。
所得税率10%にあたる3,299,000円までは、控除が適用される総合課税のほうが申告分離課税よりも税金は安くなると言えるでしょう。
iFOREX(アイフォレックス) 確定申告の税金の計算方法
ではここまでの解説をもとにiFOREX(アイフォレックス)の確定申告の手続き上で行う、税金の計算方法を解説していきます。
税金の計算方法では、まず年間所得を算出しなければいけません。 税制上の収入と所得は区別されていて、以下の計算方法で所得を算出します。
・所得の計算方法:
収入-経費 たとえばiFOREX(アイフォレックス)の利益が500万円だったとします。 そして利益を得るために使用した、パソコンの光熱費、ネット接続の通信費、トレードの参考書の新聞図書費などは経費にあたり、ここでは経費のトータルは3万円だったとしましょう。
iFOREX(アイフォレックス)の所得は、497万円になります。
前項の解説の通り、iFOREX(アイフォレックス)は雑所得の総合課税に分類されるため、他の9所得との合計額で所得を算出しなければいけません。
たとえば株式の配当金として2万円得たとしたら、年間所得は499万円になります。
年間所得を算出できたら、国税庁の所得税のページ「計算方法」の項目から所得税率を確認したら、さらに上項の解説の通り住民税率の10%を上乗せして税率を算出します。
・税金の計算方法:
499万円×30%(所得税20%+住民税10%)-427,500円=1,069,500円 このように確定申告の手続きによって税金の計算方法を行うことができます。
なお実際の確定申告における税金の計算方法では、この他にも医療費控除・配偶者控除・社会保険控除・基礎控除などを相殺して、課税対象額を軽減できますが、ここでは省略しています。
iFOREX(アイフォレックス)の確定申告と税金納付の対象者
iFOREX(アイフォレックス)の確定申告の対象者は、年間所得が一定を超えていた方になりますが、以下の通り給与取得者と非給与取得者では税金納付の対象者は異なります。
- 給与取得者(正社員・派遣社員・パート・アルバイトなど):年間所得が20万円を超えた場合
- 非給与取得者(専業主婦・学生・個人事業主など):年間所得が38万円を超えた場合
給与については職場で年末調整を行っている部分については確定申告する必要はありませんが、iFOREX(アイフォレックス)で20万円を超える年間所得を超えた場合は、確定申告で税金の計算方法を行う必要があります。
また年収2000万円を超える給与を得ている方は、職場で源泉徴収を行わないため、給与とiFOREX(アイフォレックス)の利益を含めた所得で確定申告しなければいけません。
なおここまでの解説の通り、確定申告の対象者ではなかった人は申告手続きや所得税の納付は必要ありませんが、住民税については申告と納税の対象者になることに注意しましょう。
利益の金額にかかわらず、iFOREX(アイフォレックス)で儲けを得た方は、住民税の対象者ですのでもよりの市町村役場で住民税の申告と納税を済ませてください。
iFOREX(アイフォレックス)の税金の計算方法と確定申告に関するよくある質問
iFOREX(アイフォレックス)のボーナスは確定申告や税金の対象になる?
iFOREX(アイフォレックス)のボーナスについては、確定申告や税金の対象にはなりません。
ただしボーナストレードで得た利益については、確定申告や納税の対象になります。
あくまでも所得税や住民税は儲けに対して納めるべき税金ですので、iFOREX(アイフォレックス)から出金できないボーナスは利益にならないと考えておきましょう。
ただしキャッシュバックできるボーナスの場合で、自分の口座に出金した場合は確定申告や税金の対象になることが考えられますが、詳しいことはもよりの税務署へおたずねください。
iFOREX(アイフォレックス)の税金を安くする方法はある?
iFOREX(アイフォレックス)の税金を安くする方法として、法人税が適用される法人口座の開設があげられますが、法人の設立の手間や維持費を考えるとあまりおすすめできません。
ハードルが高い法人口座よりも、個人事業主の登録として税務署で開業届を提出し、最大65万円の青色申告控除によって税金を安くする方法のほうがおすすめです。
iFOREX(アイフォレックス)の税金の計算方法と確定申告を分かりやすく解説まとめ
iFOREX(アイフォレックス)の税金の計算方法と確定申告を解説しました。
一見難しそうに見えてしまう税金の計算方法と確定申告ですが、その目的や税制上のルールを把握すれば思ったよりも難しくないため、対象者は必ず行いましょう。