iFOREX(アイフォレックス)の税金の計算方法はどのようにやればいい? ところで確定申告ってなに?
iFOREX(アイフォレックス)で1円でも稼いだら確定申告や税金の計算方法をやらなければいけないの? このようにお考えの方に向けて、
iFOREX(アイフォレックス)の税金の計算方法と確定申告について解説していきましょう。
iFOREX(アイフォレックス)の税金の計算方法と確定申告を分かりやすく解説
確定申告とは、iFOREX(アイフォレックス)などから得た年間所得をもとに所得税の計算方法を行い、税金を納付することをさします。
iFOREX(アイフォレックス)から1円でも利益を得たら確定申告をはじめるのではなく、一定の所得を超えた場合に必要になります。
ただし一定の所得を超えたからと言ってiFOREX(アイフォレックス)や税務署から確定申告や納税の通知書が届くわけではありません。
所得を自己管理し、一定を超えていた場合は自己判断で確定申告をスタートすることになります。
iFOREX(アイフォレックス)の税金の計算方法と確定申告は雑所得の総合課税に分類される
確定申告の所得区分ですが、iFOREX(アイフォレックス)は雑所得の総合課税に分類されます。
そして所得区分のルールにしたがって、税金の計算方法を行います。
まず税制上の所得とは、事業所得・給与所得・退職所得・不動産所得・山林所得・配当所得・利子所得・譲渡所得・一時所得・雑所得と10所得に分類されています。
雑所得は、他9所得のどれにも属さない所得をさしています。
さらに雑所得は、以下の2つに分類されています。
- 海外FX:雑所得の総合課税に分類
- 国内FX:雑所得の申告分離課税に分類
総合課税のルールは、上記10所得との合計額で年間所得を算出して確定申告を行います。
そしてマイナスについては他所得との損益通算は認められていないというものです。
一方申告分離課税は、区分内の所得だけで確定申告でき、他の9所得との合計額で年間所得を算出する必要はありません。
申告分離課税に分類される国内FXは、国内FXだけで年間所得を算出し一律20%(所得税15%、住民税5%)の税率が課せられます。
そして税制の優遇制度として繰越損失が適用されるというメリットがあります。
なお海外FXの区分である総合課税は15~55%(所得税5~45%、住民税10%)と所得に応じて税率が大きくなります。
所得税率10%以上になると税率に応じて最小97,500円の控除額が適用され、所得額を軽減します。
所得税率10%にあたる3,299,000円までは、控除が適用される総合課税のほうが申告分離課税よりも税金は安くなると考えられるでしょう。
iFOREX(アイフォレックス)の確定申告 税金の計算方法
ここまでの解説をもとに、確定申告で行うiFOREX(アイフォレックス)の税金の計算方法をみていきます。
税金の計算方法では、まず年間所得を算出しなければいけません。
所得のデータは、iFOREX(アイフォレックス)から取引履歴をダウンロードすることでトレードの損益として把握できます。
税制上の収入と所得は厳密に区別されており、以下の計算方法で所得を算出します。
・所得の計算方法:収入-経費 たとえばiFOREX(アイフォレックス)の利益が600万円だったとします。
そしてトレードするために使用したパソコンを稼働する光熱費、ネット接続の通信費、投資の参考書は新聞図書費などの経費が、年間4万円だったとしましょう。
・600万円-4万円=596万円 これがiFOREX(アイフォレックス)だけの年間所得になります。
そして雑所得の総合課税に分類されることから、他9所得との合計額で所得を算出しなければいけません。
たとえば株式の配当金で4万円を受け取った場合、年間所得は600万円になります。
年間所得を算出できたら、国税庁にある「所得税の税率」のページ「計算方法」の項目から税率を確認しましょう。
・600万円×0.3(所得税20%・住民税10%)-427,500円=1,372,500円
これが確定申告の手続きによって算出できる税金の計算方法であり、税務署と市町村に支払う税金のトータル金額になります。
ここではiFOREX(アイフォレックス)の所得にフォーカスした税金の計算方法を行いました。
しかし実際には各種控除が適用されるケースがありますが、そちらについては省略しています。
iFOREX(アイフォレックス) 確定申告と税金の納付対象者
iFOREX(アイフォレックス)の確定申告と税金の納付対象者は、以下の通りです。
- 給与取得者(正社員・派遣社員・パート・アルバイトなど):年間所得が20万円を超えた場合
- 非給与取得者(専業主婦・学生・個人事業主など):年間所得が48万円を超えた場合
まず給与については職場で源泉徴収が行われていて確定申告対象外になるため、給与以外の所得をもとに考えます。
給与を稼いでいる人のほうが稼いでいない人よりも、確定申告をはじめるべき金額が低くなります。
なお例外的に給与が年収2000万円以上の方は、職場の源泉徴収対象外になります。
このためiFOREX(アイフォレックス)の所得があってもなくても確定申告しなければいけないことを覚えておきましょう。
iFOREX(アイフォレックス) 税金の計算方法と確定申告の注意点
確定申告の手続きと納税を済ませると、後日住民税の納付書が送られてきます。 注意点として住民税も忘れずに納付しましょう。
iFOREX(アイフォレックス)の確定申告は所得税の計算方法を行うためのものです。
しかし申告手続きを済ませると自動的に住民税の対象になることも、税金のしくみとして覚えておきましょう。
なお確定申告の対象外であっても住民税を納めなければいけないケースがあります。
このケースについては、最寄りの市町村役場で住民税の納付対象者であることを確認し、対象者であれば納税を行いましょう。
iFOREX(アイフォレックス)の税金の計算方法と確定申告のよくある質問
iFOREX(アイフォレックス)のボーナスは確定申告や税金の対象になるの?
iFOREX(アイフォレックス)のボーナスは、確定申告や税金の対象にはなりません。
ただしボーナストレードで得た利益については確定申告や税金の対象になります。
あくまでも住民税や所得税は儲けに対して納めるべき税金です。
このためiFOREX(アイフォレックス)から出金できないボーナスは、利益の対象にならないと考えておきましょう。
ただしキャッシュバックボーナスの場合、自分の口座に出金しすると確定申告や税金の対象になると考えられます。
まずは税務署に確認して確定申告では税金の対象になるのか、確認することをおすすめします。
iFOREX(アイフォレックス)の税金を安くする手段はあるの?
iFOREX(アイフォレックス)の税金を安くする手段として、法人税が適用される法人口座の開設があげられます。
ただし法人設立の手間や維持費を考えるとあまりおすすめできません。
ハードルが高い法人口座よりも、個人事業主の青色申告控除のほうが適用のハードルが低いためおすすめです。
コンスタントにトレードの収益が1000万円前後にならない限り、法人口座を検討する必要はないでしょう。
iFOREX(アイフォレックス)の税金の計算方法と確定申告を分かりやすく解説まとめ
iFOREX(アイフォレックス)の税金の計算方法と確定申告はしくみさえ理解できれば難しくありません。
ここでは税金の計算方法と確定申告のしくみとルールを中心に解説しましたので、参考になさってください。