XMの原油取引には、どのような種類があるの?
そもそもXMの原油取引ってなに?
原油の取引条件を知りたい。
あなたは今、このようにお考えですよね。
XMは追証なし・ゼロカットが適用され、最大レバレッジ888倍でトレードできる、人気の高い海外FX取引所です。
ここではXMの原油について詳しく解説していきましょう。
XMの原油を分かりやすく解説
XMは為替FXだけでなく、原油も取引することができます。
原油取引のトレード条件は為替FXと異なりますので、きちんと理解しておきましょう。
XMの原油は先物CFDに分類される
XMの原油取引は、CFD(Contract for Difference)に分類され、XMではコモディティと呼ばれています。
CFDとは、実際に商品の受け渡しを行わず、売買の差額が口座残高へ反映されるトレード方法をさします。
厳密には、XMなどの為替FXも売買損益をやりとりするためCFDに分類されますが、日本では為替FXを「FX取引」、原油などの商品トレードを「CFD」と分類するのが一般的と言えるでしょう。
原油CFDも、原油価格の売買損益を決済する取引方式であるため、為替FXと同じように売り注文からはじめることも可能です。
XMの原油CFDは、決済期限つき契約である先物取引です。
よって決済期限を超えてポジションを持ち越すことはできません。
決済期限は、原油取引の名称で確認できます。
XMの原油取引の決済期限は、原則的に注文時の2ヶ月先になります。
XMの原油取引の銘柄は3種類
XMの原油取引の銘柄は3種類で、シンボルは以下の通りです。
- BRENT:ブレント原油
- OIL:WTI原油
- OILMn:WTI原油(取引サイズ小)
ブレント原油とは、イギリスの北海近辺の油田で採取される原油をさし、ロンドン証券取引所で取引されています。
WTI原油は、ウエストテキサスインターミディエイトと呼ばれ、アメリカのテキサス州で採取される原油です。
NY(ニューヨーク)証券取引所で取引されています。
OILMnは、WTI原油の取引を少量から行える銘柄を指します。
XMではWTI原油は1lot=100バレルですが、OILMnはその10分の1、1lot=10バレルとなっています。
その他のXMのCFD、GSOILは精製後の軽油をさします。
軽油は原油と関連する銘柄ですが、WTI原油と同じ値動きをするためこちらでは解説を省略します。
XMの原油の銘柄の値動きや価格などの特徴
XMの原油は、銘柄ごとに値動きに特徴があります。
まずブレント原油の値動きは、中東で採取されるドバイやオマーンの原油などの生産地の情勢に大きな影響を受けます。
たとえば中東情勢が緊張し、原油の生産や流通に制約が発生するとブレント原油の需要が高まり、価格が上昇する傾向にあります。
一方、WTI原油はブレント原油と比較すると、他の産地の情勢などによって、値動きに影響を与えない傾向があります。
WTI原油の値動きは非常にシンプルで、アメリカの原油の需要と、WTIの生産量すなわち供給によって価格が決定します。
ただ近年、旧原油とは異なるシェールオイルが、原油の市場価格に大きな影響を与えはじめています。
XMの銘柄にシェールオイルの取り扱いはありませんが、注目されているためシェールオイルの動向にも注意を払っておきましょう。
これからXMで原油取引を開始する際は、このような値動きや価格などの特徴を抑えておくことをおすすめします。
XMの原油の最大レバレッジ
XMの原油の最大レバレッジは66倍です。
最大レバレッジ888倍であることがXMの大きなセールスポイントですが、残念ながら原油取引には適用されません。
XMでは口座開設時に各口座の最大レバレッジを指定し、その倍率でトレードすることができますが、原油などのCFDにそのレバレッジは適用されません。
原油取引を行う際の証拠金は、以下の計算式で算出できます。
【原油取引の証拠金の計算方法】
ロット数×コントラクトサイズ×市場価格×証拠金率 ちなみにXMでは取引商品ごとに定められている1Lotあたりの数量を、コントラクトサイズと呼びます。
XMの原油のシンボルごとのコントラクトサイズは以下のとおりです。
- BRENT:100バレル
- OIL:100バレル
- OILMn:10バレル
XMの為替FXでは、1Lotあたりのコントラクトサイズは10万通貨と定められている一方、原油などのCFDは1Lotごとの数量が異なります。
原油をはじめ、XMでCFD取引を行うときには、各トレード商品ごとにコントラクトサイズを確認するようにしましょう。
XMの原油のスプレッド
XMでは原油の最低スプレッドをUSD表示で、以下の通り公開しています。
- BRENT:0.05米ドル
- OIL:0.04米ドル
- OILMn:0.04米ドル
為替FXでは異なる通貨レートを一目で把握するための共通単位として、スプレッドをpipsで表示します。
pipsとは、流通している各通貨の最小単位の1/100を表しており、たとえばUSDの通貨ペアの場合は1セントの1/100すなわち0.01セント=1pipsとなります。
しかし原油は為替FXとは異なり、1pips=1セントで換算されます。
為替FXと比較すると原油のほうがシンプルにpips換算できますので、初心者にも分かりやすいトレード商品と言えるのではないでしょうか。
XMの原油のスプレッドをpips換算すると、以下の通りです。
- BRENT:5pips
- OIL:4pips
- OILMn:4pips
このように為替FXと原油ではスプレッド設定が異なり、他のCFD商品でも同じことが言えます。
XMでCFD取引を行う際は、きちんとスプレッドの単位をご確認のうえご利用ください。
XMには、スタンダード口座・マイクロ口座の他、スプレッドが狭いXMtrading Zero口座の3種類でトレードできます。
ゼロ口座のご利用で為替FXのスプレッドを大幅に抑えることができますが、原油取引では口座タイプによる取引条件の違いはありませんのでご注意ください。
XMの原油の取引時間
XMの原油の取引時間は、以下の通りです。※日本時間における通常時間(冬時間)
- BRENT:10時05分~07時55分
- OIL:08時05分~06時05分
- OILMn:08時05分~06時05分
WTI原油は、一般取引も小取引も同じ取引時間で、ブレント原油のみ異なります。
XMの原油の取引時間は、一部の時間帯を除いてトレードすることができます。
ちなみにXMでは夏時間(サマータイム)が適用され、毎年3月中旬から11月中旬までは通常時間よりも取引時間が1時間早まることに注意しましょう。
XMの原油の休日は土日ですが、世界的なイベントなどでは取引時間が変更になったり休日になったりする可能性があります。
サマータイムへの移行期間や、祝日などによる取引時間の変更のお知らせは、XMから配信されますので、見落とさないように注意しましょう。
XMの原油を分かりやすく解説まとめ
XMの原油の取引について解説しました。
原油取引には、ブレント原油とWTI原油とWTI原油ミニがあり、ブレント原油とWTI原油では値動きの影響を受ける要素が異なりますのでご注意ください。
その他の注意点は、XMの原油取引は先物であるため決済期限が存在すること、為替FXと原油取引ではトレード条件が異なることなども心得ておきましょう。