XMは原油のトレードができるの?
もしできるのであればXMの原油の取引条件や取引時間について詳しく知りたい。
あなたは今、このようにお考えですよね。
結論を言うと、XMは原油のトレードができます。
XMはゼロカット採用という環境のもと最大1000倍でFX通貨ペアのトレードを始めることができます。
証拠金トレードを取り扱うXMでは原油の取引もできるため、詳しく解説していきましょう。
XMの原油を分かりやすく解説
XMの原油とは、原油の価格変動をトレードできるCFD取引のひとつをさします。
原油は、政治や経済状況、産出国の政情や経済状況、そして異常気象などにも左右されるため、価格の変動が激しいトレード商品です。
XMで原油のトレードを始めるのであれば、FX通貨ペアとの違いとして、まずは取引条件のうち1ロットあたりの価格を理解する必要があるでしょう。
なお原油のトレードはXMのすべての口座タイプでできますが、どの口座を使っても取引条件はスタンダード口座と同じです。
XMの原油の銘柄は、以下の通りです。
- BRENT (Brent Crude Oil):ブレント原油
- OIL (WTI Oil):WTI原油
- OILMn (WTI Oil Mini):WTI原油(小)
- GSOIL(London Gas Oil):精製後の軽油
- NGAS(Natural Gas):液化天然ガス
5種類のエネルギー銘柄でトレードできますが、取引条件が異なるため、XMの原油について詳しく解説していきましょう。
XM 原油の先物と現物の違い
XMの原油は5銘柄でトレードできますが、その中で先物と現物がある銘柄は以下の3種類です。
- BRENT (Brent Crude Oil):先物 BRENT SEP-23/ 現物 BLENT Cash
- OIL (WTI Oil):先物 OIL SEP-23/ 現物 OIL Cash
- NGAS(Natural Gas):先物 NGAS SEP-23/ 現物 NGAS Cash
原油先物と現物の大きな違いは、以下の通りです。
- 限月(決済期限):先物あり / 現物なし
- スワップポイント:先物あり / 現物あり
先物は限月があり、現物はスワップポイントが発生することが、2つの原油の違いでしょう。
そしてXMの原油先物と現物は、シンボルが違います。
先物のシンボルは、原油の名称のあとに決済期限が表示されていて、現物は「Cash」と表示されています。
XMではトレードの初心者でもわかりやすいようにシンボルが設定されているため、快適に原油のトレードをはじめやすいでしょう。
XM 原油の取引時間
XMの原油の取引時間は、銘柄ごとに異なります。
- BRENT:月から金曜 9:05~翌6:55 金曜日のみ翌5:10閉場
- GSOIL:月から金曜 7:05~翌6:55 金曜日のみ翌5:10閉場
- OIL/OILMn:月から金曜 7:05~翌5:55 金曜日のみ翌5:10閉場
- NGAS:月から金曜 7:05~翌5:55 金曜日のみ翌5:10閉場
どの銘柄の原油も、金曜日の閉場時間は早まります。
XMの原油の1ロットあたりの価格
XMの原油における1ロットあたりの価格は、銘柄によって異なります。
- BRENT (Brent Crude Oil):100バレル
- OIL (WTI Oil):100バレル
- OILMn (WTI Oil Mini):10バレル
- GSOIL(London Gas Oil):4トン
- NGAS(Natural Gas):1,000 MMBtu
そして以下は原油の最小取引数量です。
- 原油の先物:1ロット
- 原油の現物:0.01ロット
BRENT、OIL、NGASは現物銘柄があるため、少量からトレードすることができます。
XM 原油のレバレッジ
XMの原油のレバレッジは、先物と現物で異なります。 以下は原油の先物のレバレッジですが、銘柄ごとに異なります。
- OIL (WTI Oil):66.6倍
- OILMn (WTI Oil Mini):66.6倍
- BRENT (Brent Crude Oil):66.6倍
- GSOIL(London Gas Oil):33.3倍
- NGAS(Natural Gas):33.3倍
一方、原油の現物のレバレッジは、BRENT、OIL、NGASともに200倍で統一されています。
XM 原油の必要証拠金の計算方法
XMの原油における必要証拠金の計算方法は、以下の通りです。
・ロット数×契約サイズ×レート÷レバレッジ
ではブレント原油が1バレル=80ドルだった場合、1ロットを先物でトレードする場合における必要証拠金の計算方法は以下の通りです。
・1ロット×100バレル×80ドル÷66.6倍=120ドル
1ドル=100円だった場合、ブレント原油の先物における必要証拠金は、12,000円になります。
一方、ブレント原油の現物では、レバレッジは200倍、最小取引数量は0.01ロットからトレードできます。
ではこのケースの必要証拠金の計算方法をみていきます。
・0.01ロット×100バレル×80ドル÷200倍=0.4ドル
日本円に換算すると、ブレント原油の現物における必要証拠金は、わずか40円と圧倒的に証拠金を抑えてトレードできるでしょう。
XM 原油のスプレッド
XMの原油の最小スプレッドのうち、先物は以下の通りです。
- BRENT (Brent Crude Oil):3pips
- OIL (WTI Oil):3pips
- OILMn (WTI Oil Mini):3pips
- GSOIL(London Gas Oil):120pips
- NGAS(Natural Gas):3pips
一方、原油の現物のスプレッドは、以下になります。
- BRENT (Brent Crude Oil):3pips
- OIL (WTI Oil):3pips
- NGAS(Natural Gas):0.5pips
公式サイトの原油の最低スプレッド一覧の情報ですが、MT4のスプレッドも同じ値幅でした。
なおNGASについては原油の先物と現物ではスプレッドの値幅が異なり、現物のほうが狭くなっています。
スプレッドが広めと言われているXMですが、原油については低スプレッドで評判のAxioryやGemforexよりも狭いです。
このようなことから、XMは原油のトレードは低コストでできるため、おすすめと言えるでしょう。
XMの原油を分かりやすく解説まとめ
XMの原油について詳しく解説しました。
標準的なトレード条件のもとXMでは原油の取引を行うことができます。
特に原油は需要と供給の影響を受けやすく、近年ではコロナショックによって原油価格が高騰し、XMなどの海外業者で一時取引が中止になりました。
このようなことからXMで原油の取引を始める場合は、世界情勢や経済などもきちんと確認する必要があるでしょう。