XMは原油でトレードできるの?
もし原油を取引できるのであれば、1ロットあたりの価格や、トレードできる原油の種類を知りたい。
XMの原油の取引条件である、レバレッジやスプレッド、スワップポイントや必要証拠金などについて把握したい。
あなたは今、このようにお考えですよね。 海外FX業者の多くが原油をトレードできますが、XMでも取引したいとお考えの方もいるはずです。
XMの為替FXユーザーの中には、原油にトレードについて興味をお持ちの方もいるでしょう。
ここではXMの原油について詳しく解説していきます。
XMの原油を分かりやすく解説
XMは原油を取引できます。 原油は、政治や経済状況、異常気象、産出国の政情や経済状況などにも左右されるため、価格の変動が激しいトレード商品と言えるでしょう。
XMは為替FXをメインに取引ができますが、原油や株価指数など、為替FX以外のトレード商品をCFDに分類しています。
原油の取引でまず押さえておきたいことは、1ロットあたりいくらなのかということです。
XMの原油の取引はすべての口座タイプでトレードできますが、たとえZERO口座で取引した場合であっても、取引条件はスタンダード口座と同じだと覚えておきましょう。
では具体的にXMの原油のトレード条件について詳しくみていきます。
XMの原油の種類
XMの原油の種類は、以下の4種類です。
- OIL (WTI Oil):WTI原油
- OILMn (WTI Oil Mini):WTI原油(小)
- BRENT (Brent Crude Oil):ブレント原油
- GSOIL(London Gas Oil):精製後の軽油
厳密には、WTI原油ミニはWTI原油の小サイズ取引と考えておけばよいでしょう。
XMの原油は1ロットあたりいくら?
XMの原油は1ロットあたりいくらなのかについて、以下の通りまとめました。
- OIL (WTI Oil):100バレル
- OILMn (WTI Oil Mini):10バレル
- BRENT (Brent Crude Oil):100バレル
- GSOIL(London Gas Oil):4Tonnes
原油の1ロットあたりの価値を表す単位を「バレル」で表現し、WTI原油とブレントオイルは1Lot=100バレルになります。
一方WTI原油の小サイズは、1ロットあたりの数量が小さくなり、1Lot=10バレルです。
1ロットはあくまでも通貨の価値を表現するものです。
実際にXMで原油を取引するときは、最低1ロットから、最大ロット数は、原油の種類に応じて以下のように異なります。
- OIL (WTI Oil):400Lot
- OILMn (WTI Oil Mini):4000Lot
- BRENT (Brent Crude Oil):400Lot
- GSOIL(London Gas Oil):500Lot
WTI原油ミニは、1ロットあたり10バレルですが、そのぶん最大取引ロット数は4000ロットと、その他の銘柄よりも大きくなります。
XMの原油の取引時間
XMの原油の取引時間を日本時間に換算すると、以下の通り種類によって異なります。
- BRENT:9:05~翌6:55
- GSOIL:7:05~翌6:55
- OIL OILMn:7:05~翌5:55
XMの原油の取引時間は為替FXと同じく平日のみで、土日は休日になります。
たとえばブレントオイルにおける取引時間は、月曜日から金曜日の9:05~翌6:55までとなるでしょう。
XMの通常営業時間は上の通りですが、3月から11月までの間はサマータイムが適用されるため、取引時間は1時間前倒しになり、たとえばブレントオイルの場合は8:05~翌5:55に変更されます。
原油の取引時間は為替FXのようにほぼ統一されていないため、注文や決済のタイミングを逃さないようにご注意ください。
XMの原油のレバレッジと必要証拠金
XMの原油のレバレッジは、口座に設定したレバレッジは適用されず、以下の固定レバレッジになります。
- OIL (WTI Oil):66.6倍
- OILMn (WTI Oil Mini):66.6倍
- BRENT (Brent Crude Oil):66.6倍
- GSOIL(London Gas Oil):33.3倍
たとえばWTI原油が、1バレル=50ドルのとき、1ロット(100バレル)トレードできる金額は、単純に5000ドル(50万円)になります。
XMの原油はレバレッジを適用できるため、必要証拠金を抑えてトレードできます。
上記の例に沿って、XMの原油の必要証拠金を計算してみましょう。
50×100÷66.6=75ドル(7500円)となり、レバレッジを適用することで必要証拠金を抑えて取引することができます。
XMの原油は限月があるためスワップポイントが発生しない
XMの原油には限月があり、満期を迎えるまでにポジションを決済しなければいけません。
たとえ限月までに決済注文を行わなかったとしても、自動的にポジションは決済されます。
原油の限月の確認方法は、XMの「エネルギー-スプレッド/条件」ページ内の「有効な取引タブ」に限月のカレンダーが実装されています。
取引プラットフォームMT4とMT5のシンボルでも限月を確認でき、たとえば「OIL OCT-21」と表示されている取引は「WTI原油の限月は10月21日」ということです。
XMの原油は限月があるかわりに、スワップポイントは、ロング・ショートのいずれでも発生しません。
為替FXは、翌日にポジションを持ち越すときロールオーバー処理されるためスワップポイントが発生しますが、原油はスワップポイントがないのです。
多くの海外FXは原油トレードでもスワップポイントが発生しますが、XMは原油の種類問わずにスワップポイントは発生しないため、中期的なトレードにも適していると言えるでしょう。
XMの原油のスプレッド
XMの原油のスプレッドは、以下の通りです。
- OIL (WTI Oil):4pips
- OILMn (WTI Oil Mini):4pips
- BRENT (Brent Crude Oil):5pips
- GSOIL(London Gas Oil):150pips
他社とXMのWTI原油のスプレッドを比較してみましょう。
- TitanFX:0.69pips
- AXIORY:4pips
- GEMFOREX:2.2pips
他社の原油のスプレッドと比較するとXMは一見広いように感じます。
ただし比較対象の海外FX業者は、いずれも低スプレッドで評判の取引所ばかりです。
そのように考えると、XMの原油のスプレッドは平均的と考えられるでしょう。
XMの原油を分かりやすく解説まとめ
XMは4種類の原油をトレードでき、銘柄ごとに取引時間と1ロットあたりいくらなのかは異なり、基本的には1ロット=100バレルです。
固定66.6倍のレバレッジで必要証拠金を抑えてトレードできることはもちろん、スプレッドは平均的ですがスワップポイントは発生しないため、低コストで原油のトレードを行うことができます。
XMの為替FXと原油取引は、トレード条件や1ロットあたりの価値は異なりますので、きちんと違いをふまえたうえでトレードを行いましょう。