МT5の過去チャートの検証方法はどのように行うの?
自分のトレードを見直したい方やトレード戦略を練りたい方はこのような疑問を抱えていませんか。
МT5は裁量トレードに適したプラットフォームで、インジケーターを活用したりオブジェクトを活用して、過去チャートを検証することができます。
ここではМT5の過去チャートの検証方法について詳しく解説していきましょう。
MT5の過去チャートの検証方法を詳しく解説
MT5の過去チャートの検証方法
МT5は基本的にリアルトレードを行うためのプラットフォームとして、実際の売買を行うツールとしての活用がメインです。
しかし場合によっては、МT5の過去チャートを使って検証を行っているという方も少なくありません。
実際МT5は、おおよそ過去40年分のチャートデータがあるとされています。
FXブローカーによっては1980年第の過去チャートからさかのぼってデータを引用することもできます。
МT5にて過去チャートの検証を行いたいという人は、まずはヒストリカルデーターから自分の必要な分だけの過去チャートをダウンロードしましょう。
ただしデータが膨大な量になればなるほど、МT5の動作が重くなってしまうという可能性があります。
これから検証を始めるという方は、すべてのデータを入手するのではなく、まずは10年分くらいのデータを入手してチャートの検証を行いましょう。
MT5の過去チャートをヒストリカルデータから入手するやり方
- 1. MT5を立ち上げる
- 2. 上部メニュー一覧にある「ツール」をクリックする
- 3. ツールメニューの中に表示される「オプション」をクリックする
- 4. オプションウィンドウが表示されるので「チャート」のタブをクリックする
- 5. チャートの最大バー数という項目を「unlimited」に選択しOKをクリックする
- 6. 続いてメニューバーに戻り「表示」から「銘柄」をクリックする
- 7. 「銘柄」のウィンドウが表示されたら「チャートバー」のタブをクリックする
- 8. ヒストリカルデータをダウンロードする銘柄をタブルクリックする
- 9. 表示する時間足を選択する
- 10. ダウンロードする期間を入力する(最初は5年分から10年分程度のダウンロードがおすすめ)
- 11. 「情報呼び出し」をクリックする
これでダウンロードが始まります。
画面に「しばらくお待ちください」という案内が表示されますが、画面が銘柄の一覧に切り替わったらダウンロード完了です。
最後に「OK」をクリックしてチャートにもどりましょう。
他にもダウンロードしたい通貨ペアがあれば、同じ手順でヒストリカルデータをダウンロードしてください。
MT5の過去チャートの検証方法 検証で使うインジケーターやオブジェクトの定型保存
- 1. MT5を起動後、検証を行うチャートを表示する
- 2. チャートを起動後、検証に利用するインジケーターやオブジェクトなどの設定を挿入する
- 3. インジケーターやオブジェクトの挿入後、チャート上で右クリック→「定型チャート」→「定型チャートの保存」を選ぶ
- 4. ファイル名の入力が求められるので自分でわかりやすいファイル名を入力して保存する
検証で利用するインジケーターやオブジェクトの定型保存が完了します。
では定型チャートを起動する方法をみていきます。
- 1. 定型チャートを表示させる通貨ペアのチャートを開く
- 2. チャートの上で右クリックし「定型チャート」の中から先ほど保存した定型ファイルを選ぶ
定型ファイルを選択すると、先ほど保存したインジケーターやオブジェクトがチャート上に表示されるので確認しましょう。
MT5の過去チャートの検証方法は先のチャートを見えないようにすることは不可能
МT5では、過去のヒストリカルデータを引っ張ってきて過去チャートの検証をこなうことができます。
ただし、МT5での過去チャートの検証方法は、すでに最新のチャートの値動きまでが見えた状態でしか検証を行うことはできません。
過去のチャートを準備して、特定の時期からチャートを順番に再生することはできないため、すでにチャートが見えている状態でしか検証が出来なくなっているのが大きなデメリットです。
チャートの先が見えていない状態でМT5での検証は行えないのか探しているという人も見られますが、残念ながらМT5では先のチャートをみえないようにした検証方法というものは準備されていません。
そのためチャートの先を見えないようにして検証を行うのであれば、専用のFX検証ツールを導入していく必要があります。
MT5以外でおすすめの検証ソフト「FX検証」
チャート検証におすすめのアプリ
— かわうそ@FXトレーダー (@kawausogrip) November 23, 2022
『FX検証』
日本語のFX検証アプリは多分これしかないのかな?120円かかりますが、むしろ安いくらい。2015年~のデータしかないですが、インジケーターめちゃ多い。もちろんデモトレも出来ます。 pic.twitter.com/J3Wxwfgyrv
先の見えないチャートで検証をしたいかたにおすすめなのが、スマホアプリのFX検証です。
月額300円と安いですが、本格的な検証が可能です。
スマホ画面のため、パソコンでは同時に2画面が表示できるようになっており、チャートへの書き込みなども可能です。
МT5の無料検証アプリはなかなか見つからないため、気になる方におすすめです。
MT5以外でおすすめの検証ソフト「FT5」
本格的な検証を行っていきたい場合は「FT5」を使った検証がおすすめです。
価格は数万円と安くはありませんが、МT5を利用した検証よりもリアルな値動きを負いながら検証を行うことが可能です。
本気でインジケーターを極めていきたい方にはFT5がおすすめです。
MT5のスマホアプリでは過去チャートの検証方法が出来ない
こちらではМT5のスマホアプリの過去チャートの検証方法を解説してきましたが、アプリ版のМT5では過去チャートの検証方法が出来ません。
なお上項の検証ソフトはスマホにも対応しているアプリです。
日ごろМT5のスマホアプリでトレードを行っている方も、このような検証ソフトを活用して過去チャートの検証方法を行ってみてはいかがでしょうか。
МT4とМT5のスマホアプリは互換性がないものもあるため、しっかりと詳細をご確認の上ご利用ください。
MT5の過去チャートの検証方法を詳しく解説まとめ
МT5の過去チャートの検証方法を詳しく解説しました。
МT5の過去チャートを利用する場合には、ヒストリカルデータを入手しなければいけません。
МT5でも検証を行うことは可能ですが、よりリアルな検証をしていきたいという方や勝率などをデータとして入手したいという方は、専用の検証ソフトを購入してみてはいかがでしょうか。