
MT5のМACDはどのようなもので、何が分かるの?
МACDの設定方法を知りたい。МT5のМACDを2本線で表示することはできる?
このようにお考えの方に向けて、МT5のМACDを解説します。
MT5のMACDを詳しく解説
MT5のMACDとは?
MT5のМACDは、短期と長期の移動平均線の差から、トレンドの方向性や勢い、買われすぎや売られすぎを分析できるオシレーター系のインジケーターです。
МACDはメインチャートの下にサブチャートとして表示されます。
通常のМACDは2本のラインで表示されますが、МT5は1本のラインと棒チャートで表示されます。
ラインを「シグナル」、棒チャートが「ヒストグラム」になります。
また、ヒストグラムの中心にある横ラインを「ゼロライン」といいます。
MT5のМACDの3つのサイン
MT5のМACDからトレンドと売買シグナル、トレンド転換の3つのサインを読み取れます。
それぞれのМACDの具体的な状態をみていきましょう。
トレンドのサイン
МACDがゼロラインよりも上にある場合は短期相場が上昇していて、下にある場合は下落していると読み取れます。
よってМACDがゼロラインよりも上でシグナルも上向きだった場合は上昇トレンド、ゼロラインよりも下で、シグナルも下向きだった場合は下落トレンドにあるサインになります。
また、ヒストグラムとシグナルの傾きが急だった場合は、トレンドが急激に強まっているサインといえるでしょう。
売買シグナルのサイン
МACDでは売買シグナルも読み取れます。売買シグナルのサインは、ゴールデンクロスとデッドクロスの2つです。
ゴールデンクロスは、ゼロラインの下でシグナルと交差していたヒストグラムが短くなり、シグナルよりも上の長さになった状態をさしており、買い注文のサインになります。
デッドクロスは、ゼロラインの上でシグナルと交差していたヒストグラムが短くなり、シグナルよりも上の長さになった状態をさしており、売り注文のサインになります。
トレンド転換のサイン
トレンドの転換が予想される場合、価格とМACDの動きが逆行します。
これをダイバージェンスといいます。
もし、上昇トレンドだった場合には価格が高値を更新している一方で、МACDは切り下げている状態だった場合は反発の可能性があるでしょう。
下落トレンドの場合は価格が安値を切り下げているのに、МACDが上昇している場合です。
ダイバージェンスはトレンド転換のサインといえるでしょう。
MT5のMACDの表示方法
MT5におけるМACDの表示方法をみていきます。
- 1. メニューバー「挿入」をクリックし、さらに「インディケータ」→「オシレータ」をクリックする
- 2. オシレーター系のインジケーター一覧が表示されるので、その中から「MACD」をクリックする
- 3. パラメーターなどの詳細設定する
МT5のМACDの設定方法
MT5でМACDを表示した後の設定方法をみていきます。
MACDの「パラメータ」の設定
デフォルトの「短期EMA」は12、「長期EMA」は26、「適正価格」は「Close」ですが、自由に設定することができます。
適正価格の各項目は下記の通りです。
- Open:始値
- Close:終値
- High:高値
- Low:安値
- Median Price (HL/2):高値と安値の平均
- Typical Price (HLC/3):高値、安値、終値の平均
- Weighted Close (HLCC/4):高値、安値、終値、終値の平均(終値の比率を2倍)
「メイン」では、MACD(ヒストグラム)の線の太さと色、「シグナル」では、シグナルのラインの線の種類・色・太さが設定可能です。
MACDの「レベル」の設定
「レベル」タブでは、水平線を表示させることができます。 右の「追加」ボタンを選ぶと水平線を表示して、ラインの色や種類、太さの編集や削除もできます。
МACDはデフォルトで水平線の表示はありませんが、サブチャートの設定を基に水平線を表示できます。
МACDの「スケール」の設定
「スケール」タブでは、サブチャートの目盛を設定できます。
スケールの継承、ラインによるスケール、最小値と最大値の固定のいずれか3つから選んで有効にしましょう。
「ラインによるスケール」にチェックを入れると、スケールパーセントやスケール値を設定できます。
「最小値、最大値の固定」にチェックを入れると、最小値や最大値を指定して、スケールの範囲を表示できます。
MACDの「表示選択」の設定
「表示選択」タブでは、データウインドウ内にМACDの値の表示・非表示、そしてМACDをすべての時間足も選べます。
「データウインドウに表示」にチェックをつけると、МACDの数値をデータウインドウに表示できます。
「すべての時間足」にチェックを入れると、すべての時間足にМACDを表示できます。
ふたつともデフォルトでは有効になっていますが、チェックを外すと時間足を選択できるようになります。
МT5のМACDの注意点
MT5のМACDと一般的なМACDには違いがあります。
一般的なМACDは、3種類で構成されています。
- МACD線:短期EМA-長期EМA
- シグナル線:МACD線のEМA
- ヒストグラム:МACD線-シグナル線
上記は、通常のМACDの構成とその算出方法です。
一方、МT5のМACDは2種類での構成です。
- МACD線:ヒストグラム
- シグナル線:ライン
- ヒストグラム:なし
一般的なМACDとは各要素の意味合いまで異なるため注意しなければいけません。
МT5ではМACD線がヒストグラムで表示されており、通常のヒストグラムに相当する表示はありません。
МT5にМACDを「2本線とヒストグラム」で表示する方法
МT5では1本線のМACDを、一般的に使われている2本線のМACDに変更することができます。
МACDを「2本線とヒストグラム」で表示する方法をみていきます。
ヒストグラム形式のМACDを線で表示する
- メニューバーから「ツール」→「MetaQuotes 言語エディタ」→「MetaEditor」というツールを表示する
- 左側のナビゲータパネルから「Indicators」→「Examples」→「MACD.mq5」をダブルクリック
- МACDのソースコードの14行目を「HISTOGRAM」から「#property indicator_type1 DRAW_LINE」に書き換える
- 書き換えたら「保存」し「コンパイル」ボタンをクリックする
ナビゲーターパネルの「指標>オシレーター」内にあったものが「指標>Examples」に移動していることに注意しましょう。
МACDにヒストグラムを追加する
通常のМACDで使われているヒストグラムと同じものを追加できるものが「OsMA」です。
- MACDの下にある「OsMA」をサブチャートまでドラッグ&ドロップする
- OsMAの設定画面を起動し「スケール」タブをクリックし「スケールの継承」にチェックをつける
- 「OK」をクリックする
MT5のMACDを詳しく解説まとめ
MT5のМACDを解説しました。 МACDはトレンドや売買シグナル、トレンドの転換のサインとして活用できます。
MT5のМACDは1本線ですが2本線にして分析できるため、ぜひ参考になさってください。