FXGTはFXと仮想通貨のハイブリッド取引所です。
そんなFXGTでは実はNYダウ平均のような株価指数もトレード可能です。
しかし、そもそも株価指数をトレードするとはどういうことなのかと思われる人もいるのではないでしょうか。
あるいは、FXとはどう違うのかと思われる人もいるかもしれません。
そこで今回はFXGTのダウ平均について詳しく解説していきます。
FXGTのダウ平均を詳しく解説
FXGTのダウ平均はCFD
FXGTはダウ平均もトレード可能です。
しかし、FXGTで扱っているダウ平均は投資信託やETFではなくCFDと呼ばれる金融商品です。
CFDとは「Contract for Difference」の略称で差金決済とも呼ばれます。
そんなCFDは文字どおり決済差額だけをやり取りする商品です。
FXGTで扱っているFXや仮想通貨などの他の商品も実はCFDです。
FXといえば、売り(ショート)から入れることも大きな特徴ですが、これは実物資産のやり取りがないCFDだからこそです。
そして、FXGTのダウ平均もまたCFDであることからショートが利用できます。
また、同様の理由からバレッジも利用可能です。
要するに、FXGTのダウ平均はFXの銘柄の一種のようなものです。
ただし、その取引条件は実際のダウ平均マーケットに沿ったものになっています。
商品特性はおおむねFXと同じですが、具体的な取引条件はFXとは若干違うので、その点は注意しておきましょう。
FXGTのダウ平均のレバレッジ
FXGTのダウ平均の最大レバレッジは100倍です。
投資信託やETFでもレバレッジ型の商品は存在しますが、それでも最大レバレッジはせいぜい3倍くらいです。
それにくらべるとFXGTのダウ平均の最大レバレッジはまさに桁違いです。
うまくすれば短時間に非常に大きな利益を出すことも不可能ではないでしょう。
一方でリスクが高いのではと思われる人もいるかもしれません。
これはたしかにそのとおりで、一瞬で原資を失ってしまうことも珍しくありません。
しかし、FXGTのダウ平均はFXと同じようにロスカットの対象。
そのうえ、ゼロカットも適用されます。
そのため、口座残高以上の損失を出して借金を作ってしまうようなリスクはありません。
なお、国内FX業者の場合、ロスカットはあれどゼロカットはなく、状況次第では借金を作ってしまうことも十分にありえます。
この点はあえてFXGTでダウ平均をトレードする大きな魅力・強みといえるでしょう。
FXGTのダウ平均の手数料
FXGTのダウ平均に取引手数料はかかりません。
しかし、FXGTのダウ平均がいわゆるFXの一種であることは先に触れたとおり。
FX同様、手数料はなくともそれとは別にスプレッド(売値と買値の差額)が存在します。
FXGTのダウ平均やFXは「決済前提」のCFDですから、スプレッドは事実上の取引手数料といえます。
そして、ダウ平均のスプレッドは最小で250ポイントです。
ただし、「最小」と付くように、スプレッドは変動性です。
流動性が少ない時間帯などはスプレッドが大きく広がる場合もあるので注意しておきましょう。
FXGTのダウ平均の取引時間
FXGTのダウ平均の取引時間もまたFXに準拠しています。
すなわち平日ほぼ24時間です。
と言いたいところですが、ダウ平均に関しては単なるFXよりは若干取引時間も短めです。
具体的には「月曜日2時30分~土曜日0時55分」までです。
(※ GMT)
そして、各日0時55分~2時30分までのあいだはメンテナンスのため取引時間外です。
また、FXGTは海外の業者のためサマータイムの影響を受けますが、ダウ平均もまた例に漏れずです。
3月中旬から11月初旬までのサマータイム時には取引時間も1時間前倒しになります。
FXGTのダウ平均のその他の条件
FXGTのダウ平均のその他の条件は以下のとおりです。
・コントラクトサイズ・・・1
・最小/最大ロット・・・1/100
・スワップレート・・・売り-9.5、買い-5
コントラクトサイズは耳慣れないかもしれませんが、要するに取引単位です。
ダウ平均のコントラクトサイズは「1」なので、そのまま現在のダウ平均の価格が1単位です。
そしてスワップレートですが、これは要するにFXでいうところのスワップポイントです。
特筆すべきはFXGTのダウ平均のスワップレートが売り買いいずれもマイナスということです。
したがって、ポジションを保有し続けるほどマイナスが積み上がっていってしまいます。
FXGTでダウ平均をトレードするときは短期保有前提で考えておくべきでしょう。
もっとも、FXGTのダウ平均のスワップは「最初の3日間はゼロ」です。
デイトレードはもちろんのこと、比較的短期のスイングトレードくらいであればそこまで気にする必要はないかと思います。
FXGTのダウ平均の特徴
FXGTならではというわけではありませんが、ダウ平均は個別銘柄の影響を受けやすい点に要注意です。
一般的にダウ平均と呼ばれるときはダウ工業30種平均株価指数を指します。 これは名前のとおり30銘柄の個別株の平均を取ったものです。
そして、母数が少ないことから個別銘柄の変動が大きいとそれだけで大きく値が変動することがあります。
FXGTにはダウ平均のほかにもS&P500やナスダック100などのCFDもあります。
ナスダックは少々特殊ですが、S&P500ならば米国株(アメリカ株)全体に投資するようなものです。
個別銘柄の影響を薄めたい人はそちらのトレードも検討してみましょう。
ちなみに、ダウ工業30種平均株価とはいうものの、実際にはその内訳は必ずしも工業系の銘柄ばかりではありません。
むしろ、幅広くバランスのよい銘柄で構成されています。
文字どおり工業系の銘柄を中心にして考えるのは間違いなので、そこは承知しておきましょう。
その場合、FXGTは個別株のCFDもあるので、そちらで物色することをおすすめします。
FXGTのダウ平均の税金
FXGTのダウ平均はCFDです。
したがって、一般的な投資信託のような税制は適用されず、FXと同じルールで計算することになります。
また、そのFXのルールにしてもFXGTは海外業者のため、国内FX業者とは異なる考え方をしなければなりません。
ここでは詳しい解説はしませんが、FXGTのダウ平均の税金は海外FXと同じルールが適用されるものと考えておきましょう。
FXGTのダウ平均を詳しく解説 まとめ
FXGTのダウ平均はCFDと呼ばれる金融商品です。
そのため、一般的な投資信託とは違い、レバレッジ利用可能、売りから入れるなどFXとほぼ同じ基本ルールが適用されます。
ただし、取引時間やスワップポイントなどの個別の条件はFXとは異なる部分も少なくありません。
完全に同じと勘違いしてトレードすると思わぬところで足元をすくわれかねません。
FXGTでダウ平均をトレードするときは、FXのルールをベースにしつつ個別の取引条件の違いは事前にチェックしておくようにしましょう。