FXGTはFXと仮想通貨のハイブリッド取引所です。
そんなFXGTが採用している取引プラットフォームは、プロも使うと言われるほど高機能なMT5です。
しかし、高機能ゆえに使い方も難しいのではと思われる人も多いのではないでしょうか。
事実、慣れていないと戸惑いがちな部分があるのは否めません。
そこで今回はFXGTのMT5の使い方について詳しく解説していきます。
FXGTのMT5の使い方を詳しく解説
FXGTのMT5の使い方【入手方法】
FXGTのMT5にはスマホ版とPC版の2種類があります。
使い方こそ若干違いますが、いずれも十分以上に高機能で基本的に併用がおすすめです。
ただし、それぞれ入手方法がまったく違ううえに、スマホ版MT5は一部の人にとって現在は入手不可能です。
まず、PC版のMT5はFXGTのサイトから誰でも無料でダウンロード可能です。
そしてスマホ版のMT5にしても基本的にはストアから無料で入手可能でした。
ただ、App Storeについては2022年後半から削除されてしまいました。
Androidはいまもなお問題なくダウンロードできますが、iPhoneユーザーがこれからスマホ版のMT5を入手することはできません。
復活の可能性もまったくもって未知数です。
とはいえ、iPhoneユーザーがスマホでFXGTを使えないかというとそのようなことはありません。
FXGTはブラウザで利用できるウェブ版MT5も利用できます。
多少、ダウンロード版とは使い方も違いますが、取り立てて不便ということもありません。 当面のあいだはそちらを代用しましょう。
FXGTのMT5の使い方【注文】
FXGTのMT5で利用できる注文方法の基本はカウントダウン注文と指値の2種類。
カウントダウン注文は名前こそ特殊ですが、とくに難しい使い方をするようなものでもありません。
要するに成行注文です。
そして、指値はさらに「Limit」と「Stop」「Stop Limit」に細分化されます。
やはり耳慣れない単語かと思いますが、「Limit」「Stop」はそれぞれ国内業者でいうところの「指値」と「逆指値」に該当します。
ほぼ同じような使い方を想定して問題ありません。
一方で、「Stop Limit」は若干分かりづらいと言わざるを得ません。
FXGTのStop Limitは「Stop価格になるとLimit注文が発注される注文方法」です。
Stop価格は自分にとって不利な価格を表します。
すなわち、マーケットが不利な方向に動いたらそれをトリガーに通常の指値注文を発注する注文方法です。
率直にいって、簡単な使い方ができるとは言い難いところです。
FXGTではじめてMT5に触るという人は無理に使っていく必要はないかと思います。
FXGTのMT5の使い方【インジケーター】
FXGTのMT5では非常に豊富なインジケーターを利用可能です。
使い方も簡単でメインメニューの「挿入」から「インジケーター」を選ぶだけです。
あとは数十種類にも及ぶリストからお好みのインジケーターを選べばOKです。
多少、メニューの名前が違うかもしれませんが、スマホ版のMT5の使い方もほぼ同じです。
ただ、スマホ版とPC版のMT5とではカスタムインジケーターの利用可否に大きな違いがあります。
MT5はカスタムインジケーターを利用できることが大きな特徴のひとつですが、残念ながらスマホ版でカスタムインジケーターは利用できません。
FXGTでカスタムインジケーターを使いたい人はPC版のMT5を使いましょう。
もっとも、先に触れたようにMT5はPC版とスマホ版の併用が基本です。
できればどちらか一方ではなく、時間と場所に応じて双方を活用していきましょう。
FXGTのMT5の使い方【自動売買】
FXGTのMT5は自動売買も可能です。
ただ、これもまたスマホ版のMT5は非対応。
FXGTで自動売買ができるのはPC版のMT5だけです。
もっとも、これはそこまで大きな障害にはならないかもしれません。
というのも、一般的に自動売買プログラムはVPS上で稼働させるような使い方をされるからです。
ここは詳しく解説すると長くなるので多少割愛しますが、VPSとは高機能なPCを外部に借りるようなサービスです。
そして、普通はそのPC上にMT5をインストールして自動売買プログラムを稼働させます。
したがって、手元にスマホ版のMT5がなかろうともなんら問題になりません。
とはいえ、こうした使い方をするためにはVPSのレンタルやリモートデスクトップの知識が必要になってきます。
また、FXGTは口座タイプによっては自動売買禁止です。
はじめからFXGTで自動売買したいという明確な目的があったのでなければ、無理に手を出すのはおすすめしません。
FXGTのMT5の使い方【入出金】
FXGTのMT5からは入出金はできません。
MT5はあくまでも「取引」プラットフォーム。
入金や出金は別途FXGTのマイページからおこなうほかありません。
これはFXGT以外のMT5を採用している業者でも同様です。
特段、FXGTのMT5だけが不便な使い方になっているということではありません。
なお、ここでお気づきかと思いますが、MT5自体はFXGT専用ということではなく汎用的なプラットフォームです。
基本の使い方も業者を問わずほぼ同じです。
ただ、FXGTから入手したMT5は基本的にFXGT用に作られています。
他社を使う際はそちらから別途他社用のMT5をインストールしましょう。
FXGTのMT5の使い方とMT4の違い
名前から想像できるかもしれませんが、FXGTのMT5は旧バージョンであるMT4の後継です。
しかし、その使い方にはそこまで大きな違いはありません。
実際に両者を触ってみれば分かると思いますが、基本の使い方は共通です。
それでも、あえて目立った違いを挙げるとするならば以下の部分でしょうか。
・MT5のほうが利用できる時間足が細かい
・MT5はStop Limitが利用可能
・MT5のほうが対応するカスタムインジケーターがやや少ない
総じて、後継というだけあってMT5のほうが便利な使い方が可能です。
一方で、歴史が浅いことからカスタムインジケーターなどのバリエーションはまだMT4に及びません。
とはいえ、追いつくのもおそらく時間の問題。
FXGTもそうですが、業者のほうでもMT5がスタンダードになりつつあります。
MT4でしか使えない特定のインジケーターがお目当てというのでもなければ、基本的にはMT5を選んで後悔するようなことはないかと思います。
FXGTのMT5の使い方を詳しく解説 まとめ
FXGTのMT5は非常に高機能ゆえに使い方もそれなりに複雑です。
ただ、基本の注文方法や仕様さえ覚えてしまえば、普通にトレードするぶんに困ることはないはずです。
また、FXGTのMT5はPC版とスマホ版を選べますが、いずれもそこまで使い方に違いはありません。
ただし、自動売買やカスタムインジケーターの利用可否には決定的な違いがあります。
それらを念頭に置いていた人はそこだけは注意しておきましょう。