テクニカル分析を行うトレーダーから高い人気を誇っているトレーディングツールであるTradingView(トレーディングビュー)。
そんなTradingView(トレーディングビュー)のリプレイモードを利用して、過去の検証や振り返りを行いたいという人もいるでしょう。
TradingView(トレーディングビュー)では、過去チャートの振り返りが行えるリプレイモードを利用することが可能です。
そこで今回は、TradingView(トレーディングビュー)のリプレイモードを詳しく解説していきます。
TradingView(トレーディングビュー)のリプレイモードを詳しく解説
TradingView(トレーディングビュー)のリプレイモードとは
TradingView(トレーディングビュー)のリプレイモードとは、チャート上の一定の過去の時間まで戻り、そこから現在までのチャートの動きを再生する機能のことです。
過去チャートで自分の利用したいテクニカル分析を検証したり、実際にリアルトレードを行った際の振り返りなどが行えるようになっています。
リアルチャートが見られるプラットフォームの中でも、TradingView(トレーディングビュー)のリプレイモードのような機能がついているツールは珍しいようです。
そのため、リアルでの分析を行いつつも過去チャートの振り返りを行っていきたいという人であればTradingView(トレーディングビュー)を活用していくのがかなりおすすめになっています。
TradingView(トレーディングビュー)のリプレイモードの使い方
それでは実際にTradingView(トレーディングビュー)のリプレイモードを使う方法を見ていきましょう。
TradingView(トレーディングビュー)リプレイモードの始点を設定する使い方
使い方は、チャートの上部にあるツールバーから「リプレイ」のアイコンをクリックします。
チャートにカーソルを合わせると、ハサミアイコンがついた青の縦ラインが表示されるので、遡りたい時間帯までラインを動かしてクリックしましょう。
これでリプレイモードの始点を設定することができます。
なおTradingView(トレーディングビュー)のリプレイモードでは、始点を指定できますが、終点はすべて現在地点になります。
TradingView(トレーディングビュー)リプレイモードで再生する使い方
「バーのリプレイ」アイコンをクリックしたときに、TradingView(トレーディングビュー)のチャート下部にプレイヤーの操作ボタンが表示されます。
その中の「再生」ボタンをクリックする使い方でチャートをリプレイできます。
なおリプレイモードでは、再生速度の調整や、前に進めたりジャンプしたりなど、ニーズに応じて再生する使い方もできます。
TradingView(トレーディングビュー)リプレイモードを終了する使い方
チャートをリプレイし終えたら、ふたたび「リプレイ」アイコンをクリックします。
これでプレイヤーの操作ボタンも消えて、TradingView(トレーディングビュー)のリプレイモードを終了できます。
TradingView(トレーディングビュー)のリプレイモードで表示できる期間はプランによっても異なる
過去のトレードの復習や新しいテクニカル分析などにも便利に使えるTradingView(トレーディングビュー)のリプレイモード。
しかしTradingView(トレーディングビュー)のリプレイモードは、どのプランを利用するのかによっても表示できる期間などに違いがあります。
- 無料版...最大5000のヒストリカルバーが利用可能
- Essential(ノンプロフェッショナル)...月$12.95/最大10,000のヒストリカルバーが利用可能
- Plus(ノンプロフェッショナル)...月$24.95/最大10,000のヒストリカルバーが利用可能
- Premium(ノンプロフェッショナル)...月$49.95/最大20,000のヒストリカルバーが利用可能
- Expert(プロフェッショナル)...月$199.95/最大25,000のヒストリカルバーが利用可能
- Elite(プロフェッショナル)...月$349.95/最大30,000のヒストリカルバーが利用可能
- Ultimate(プロフェッショナル)...月$499.95/最大40,000のヒストリカルバーが利用可能
リプレイモードをどの通貨ペアで利用するのかや時間足の選択などによっても、過去から再生できるボリュームは異なりますが、だいたい上記が最大表示可能なヒストリカルバーだと認識しておきましょう。
たとえばEssentialおよびPlusプランのユーザーであれば、日中データを利用できる期間は「6週間×時間足(分単位)」という式で計算され、この期間だけ現在から遡ることが可能です。
つまり、1分足チャートでは6週間前、2分足チャートでは12週間前、5分足チャートでは30週間前、15分足チャートでは90週間前になるでしょう。
またPremiumプランであれば、より多くの日中データをバーのリプレイで利用可能です。
Premiumプランは期間は「6カ月×時間足(分単位)」利用可能になっています。
つまり、Premiumプランのユーザーは、分足の1分につき6カ月分のデータにアクセスすることができ、2分足の場合だとこの制限が2倍に延長されるため、1年分の2分足データがご利用可能になります。
3分足では3倍になり、18ヶ月分の3分足データを利用することができるでしょう。
さらにその上の3つのプロフェッショナルプランでは、以下のような日数(または時間帯)を上限の目安としてみておいてください。
- Expert ...現在から270日前まで時間足(分単位)を乗じた分のデータ
- Eliteプラン...現在から360日前まで時間足(分単位)を乗じた分のデータ
- Ultimateプラン...現在から450日前まで時間足(分単位)を乗じた分のデータ
本格的なトレードの検証をしたいという場合には、プロフェッショナルプランの検討がおすすめです。
しかし自分のトレードの振り返りをしたいという目的でリプレイモードを利用するのであれば、無料またはノンプロフェッショナルのプランで利用していくのもよいでしょう。
本格的な検証やトレーニングをしたいのであれば、検証専門のソフトを利用するのもおすすめです。
TradingView(トレーディングビュー)のリプレイモードを詳しく解説まとめ
今回は、TradingView(トレーディングビュー)のリプレイモードを詳しく解説していきました。
TradingView(トレーディングビュー)のリプレイモードは、特定の過去の日付や時間帯から現在までチャートの動きを再現できるという機能になっています。
リアルにチャートの動きを再現してくれるので、その時の心境などの把握や、エントリーの根拠を復習するのに便利に利用できるでしょう。