TradingView(トレーディングビュー)は極めて汎用性の高いチャートツールです。
そんなTradingView(トレーディングビュー)の人気の理由のひとつがおそらくリプレイモードです。
基本的な機能は名前から想像できるかと思います。
しかし一方で、なぜかリプレイモードが作動しないという声もたびたび聞かれます。
そこで今回はTradingView(トレーディングビュー)のリプレイモードについて詳しく解説していきます。
TradingView(トレーディングビュー)のリプレイモードを詳しく解説
TradingView(トレーディングビュー)のリプレイモードとは
TradingView(トレーディングビュー)のリプレイモードとは、指定した時間から現在までのチャートの動きを再現してくれる機能です。
トレードの振り返りをしたり、直感的にマーケットを見返したりといったさまざまな活用法が考えられます。
こうしたリプレイモードは他のプラットフォームにもたまに見られますが、
TradingView(トレーディングビュー)ほど簡単に使えるところは聞いたことがありません。
これはTradingView(トレーディングビュー)の大きな強み・メリットといってよいでしょう。
ただ、残念ながらTradingView(トレーディングビュー)の無料プランでは「日足」以上でしかリプレイモードを使えません。
日足のリプレイモードが活きる場面も決して少なくはありませんが、やはり短期売買のほうが用途も多く考えられます。
時間足、分足でリプレイモードを使いたい人は有料プランの契約を検討してみましょう。
参考までに、TradingView(トレーディングビュー)の有料プランの価格は以下のとおりです。
・Pro・・・月額10.50ドル
・Pro+・・・月額17.95ドル
・Premium・・・月額30.00ドル
正直あまり安くはありません。
しかし、TradingView(トレーディングビュー)の有料プランはリプレイモードの機能が拡張される以外にも多数のメリットがあります。
たとえば、一画面に複数チャートを表示したり、多数のアラートを設定できるようになったりします。
あるいは、ユーザー投稿のインジケーターの中には有料プラン限定のものも少なくありません。
また、無料プランでは定期的に広告が表示されますが、それも消えます。
リプレイモードをそこまで使わないとしても有料プランのTradingView(トレーディングビュー)を契約するメリットは小さくありません。
多少の出費をいとわないのであれば契約も検討してみてはいかがでしょうか。
TradingView(トレーディングビュー)のリプレイモードの使い方
TradingView(トレーディングビュー)のリプレイモードの使い方は簡単です。
まずはチャート情報に「リプレイモード」のメニューがあるのでそこを選択します。
するとチャート下方にメディアプレイヤーのようなパネルが表示されます。
続いて、チャートの任意の地点をポイントします。
これが起点となって現在までのチャートの動きがリプレイされます。
もちろん、途中で一時停止したり再生速度を上げたりも可能です。
若干の慣れは必要かもしれませんが、ほぼ直感的に使っていけるのではと思います。
とはいえ、実際に使ってみないとなんともいえないという人も多いはずです。
TradingView(トレーディングビュー)は無料プランであっても日足ならばリプレイモードが使えるのは先に解説したとおりです。
有料プランの契約に迷っている人は日足でとりあえず使い勝手を試してみることをおすすめします。
TradingView(トレーディングビュー)のリプレイモードの活用法
TradingView(トレーディングビュー)のリプレイモードは週末の空き時間の利用にうってつけです。
TradingView(トレーディングビュー)は株やFX、暗号資産など多彩な金融商品に対応していますが、大半は土日は取り引きできません。
その点、リプレイモードならばマーケットがクローズしている土日であってもトレードの練習が可能というわけです。
あるいは直近1週間分のチャートをリプレイモードで確認して翌週の戦略を考えるというのもよいでしょう。
いずれにせよ、すでに内容が明らかなチャートを見るのと、刻々と更新されるチャートをリアルタイムに目視で確認するのとでは雲泥の差があります。
せっかくTradingView(トレーディングビュー)には高機能なリプレイモードがあるわけです。
自分なりの活用法を考えていきましょう。
TradingView(トレーディングビュー)のリプレイモードはいつまで遡れる?
TradingView(トレーディングビュー)のリプレイモードの起点をどこまで遡れるかはプラン次第・時間足次第です。
まず、TradingView(トレーディングビュー)のチャートの表示上限は時間ではなくローソク足の本数で決まっています。
また、その本数は契約プランによって以下のように異なります。
・Pro・・・5,000本
・Pro+・・・10,000本
・Premium・・・20,000本
無料プランはおそらく300本です。
ただ、いま確認したところ、リプレイモードでは4ヶ月くらいしか遡れませんでしたので、おそらく100本くらいです。
もし長期間遡ってリプレイモードを使いたい場合は有料プランの契約も視野に入れましょう。
TradingView(トレーディングビュー)のリプレイモードの注意点
TradingView(トレーディングビュー)のリプレイモードにはインジケーターも表示できます。
そのため、リプレイモードならばマーケットがインジケーターの示唆するとおりに動いたかどうかを検証できます。
ただ、それを過信しすぎないように注意しておきましょう。
TradingView(トレーディングビュー)のチャートやインジケーターはあくまでも過去データの集積にすぎません。
そして、過去そうであったからといって将来のマーケットがそれに沿って動くともかぎりません。
たしかに、TradingView(トレーディングビュー)のリプレイモードは学習や練習・手法の検証にうってつけのツールです。
しかし、未来の正確な予測は誰にもできないということは大前提として承知しておくようにしましょう。
TradingView(トレーディングビュー)のリプレイモードを詳しく解説 まとめ
TradingView(トレーディングビュー)には過去のチャートの動きを再現するリプレイモードがあります。
これを使えばマーケットのクローズしている土日を有効活用したり手法の検証をしたりできます。
ただし、残念ながらTradingView(トレーディングビュー)の無料プランでは日足以上のリプレイモードしか利用できません。
時間足や分足といった、比較的短期の時間足でリプレイモードを使いたい場合は有料プランの契約を検討しましょう。